『朝海ひかる(あさみ・ひかる)さん その1』


 ウィキペディアより引用 退団後のおもな舞台出演作
2007年
DANCIN' CRAZY』(2007年8月2日(木)〜4日(土):文京シビックホール・8月22日(水)〜23日(木):ゆうぽうと簡易保険ホール・2007年8月9日(木)〜13日(月):梅田芸術劇場メインホール)

ブロードウェイミュージカル 蜘蛛女のキス』〜KISS OF THE SPIDER WOMAN〜(2007年11月 東京芸術劇場中ホール、梅田芸術劇場メインホール)-蜘蛛女/オーロラ役(退団後初の女役)

2008年
トライアンフ・オブ・ラヴ〜愛の勝利』(2008年4月、天王洲銀河劇場兵庫県立芸術文化センター/中ホール) - プリンセス・レオニードCalli〜炎の女カルメン』(2008年5月31日 - 6月8日、天王洲銀河劇場) - カルメン
エリザベート』(2008年8月 - 2009年1月、中日劇場博多座・帝国劇場・梅田芸術劇場) - エリザベート涼風真世さんと役代わり)
2009年
ミュージカル『シラノ』(2009年5月5日 - 28日、日生劇場)- ロクサーヌ

暗くなるまで待って WAIT UNTIL DARK』(2009年12月12日(土)14:00プレビュー公演:シアター1010  12月15日(火)〜18日(金):シアター・ドラマシティ  12月20日(日)〜29日(火):東京グローブ座、2010年1月9日(土):名古屋 名鉄ホール.1月11日(月・祝):仙台イズミティ21) - スージー  10/1/9◎名鉄ホール

2010年

DANCE ACT『MATERIAL』波津彬子(はつ・あきこ)作"雨柳堂夢咄』(うりゅうどうゆめばなし)"より〜(2010年2月22日(月)〜28日(日):天王洲銀河劇場。3月3日(水)〜4日(木) :シアター・ドラマシティ)構成・演出:荻田浩一氏 出演:朝海ひかるさん=蓮 個性的かつ魅力溢れるキャストが創り出す幽玄の世界。骨董屋“雨柳堂”を舞台に、店主の孫「蓮」ともののけ達が織りなすダンスパフォーマンス!夢か現か、男か女か、骨董品が語る怪しくも美しい、不思議な夢物語…。 

雨柳堂夢咄 其ノ十一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

雨柳堂夢咄 其ノ十一 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

 

ローマの休日』(2010年4月27日(火)〜5月9日(日):天王洲銀河劇場、2010年5月12日(水)〜16日(日):シアター・ドラマシティ)演出/マキノノゾミ氏 - アン王女役


LOVE LETTERS 2010 20周年記念公演』(2010年6月22日、パルコ劇場) *予定
 PARCO劇場で6月21日(月)から30日(水)に公演が行われる、『LOVE LETTERS』20周年記念公演。『LOVE LETTERS』は、A.R.ガーニー作の朗読劇。幼馴染み同士のアンディとメリッサが交わす手紙を、舞台上に座る2人の男女が朗読することで物語が紡がれる。PARCO劇場では、90年に同作を上演。以後、舞台俳優だけでなく&、ジャンルを超えた様々な男女の顔合わせで上演を重ね、今年で上演20周年を迎える。6月22日(火)19:00=朝海ひかるさん片岡愛之助(ちなみに6月27日(日)14:00=湖月(こづき)わたるさん今井清隆


エリザベート』(2010年8月 - 2010年10月、帝国劇場) - エリザベート役(瀬奈じゅんさんと役代わり)*予定



宝塚を退団後初の、ダンスが主体となる主演公演「MATERIAL」を終えて、どんな収穫がありましたか?   
 とても久しぶりに踊りましたので、楽しいのもありますけれど、自分としてはダンスの厳しさも改めて感じましたし、色んな発見もありました。やはり、やって良かったな思っています。でも今思うと「踊っていたのかな?」と思うぐらい、ずいぶん過去の事のように思います。もう忘れかけているくらい(笑)。

演じていたというより踊っていたという感覚でしたか?

 最初自分が想像していたよりも、踊る部分に比べて演じる部分が多かったので、演じていたという方が多いかもしれないですね。あまり踊ったという感じが…。ハアハア言いながら踊ってたんですけれど(笑)。

―踊る場面は「蓮」としてよりも、そうではない場面で踊る方が多かったですよね。
 そこが自分が考えていたのと少し違いました。演出の意図でそうされたのだと思うので、意外だなと思いながらやらせて頂いたんですけれど。結果、すごく素敵な作品になったので良かったなと思いました。

――先程、新しい発見があったとおっしゃってましたが、具体的にどんな発見があったのでしょうか?
 体の衰えですね(笑)。もう、あーと思って。年と共に体は老いていく…(笑)。あたりまえですけれどね(笑)。

――全然感じませんでしたけれど。
 いえいえ本当に。久しぶりに踊ったので、よけいに感じるんです。でもそんなことを感じながらも、「あ、こういう表現も自分で出来るようになったんだ」とか、そういう踊りの中の表現についても発見がありましたので。その辺はすごく楽しかったです。

――バレリーナの方などでも、年と共に肉体の衰えはあっても表現の幅が広がったりという話を聞きますが、同じような感覚ですか?
 同じですね。それを発見出来るようになったから、今まで以上に色んな感情を考えながら踊れるようになったかなと思います。あとは、宝塚のときはヒールの靴で踊らなくてはいけないとか、胴布団(体形を補整するもの)を着て踊らなくてはいけないとか、制約が色々ありました。今回はなるべくそういう制約をなくして踊りたかったんです。そうすると体が動きやすかったり、バランスが取りやすかったり。その中で踊る事が出来て良かったなと思います。宝塚だと範囲が狭くなってきてしまうので、やはりそれがなくなっただけで世界が広がるというのはありますね。

――荻田先生と退団後初めて一緒に作品を作ってみて、お2人が宝塚にいたときの作品作りと今は、何か違いますか?
 根本的には一緒ですね。あまり違いはないです。作品を作る過程は同じです。

――荻田さんの独特の世界観は、演じているとどうですか?
 自分がここで出てくる意味もわからなかったりとか(笑)。なんで出てくるんだろうと、最初はそう思う事が多かったですね。セリフの意味がわからなかったり。それは在団中もそうでした。でも本番になって舞台に立っていくと、理解出来るし、世界がいきなりフワァっと目の前に現れるみたいな感じですね。だからその感覚がいつも楽しいというか。やる側からすると、荻田さんの作品はそこが一番魅力的だなと思います。

――公演を見せて頂いて、期待通りのというか、朝海さんと荻田さんでこの作品をやるなら…とイメージしていたものが形になって現れたような印象でした。最初にこの企画があがったときに、ご自身で提案されたと聞きましたが、思っていた、描いていたように出来上がっていましたか?
 私の想像をはるかに超えていましたね。荻田さんは頭の中がワンダーランドな感じで(笑)、私などは考えも及ばないような奥深くまで行かれるので、台本を頂いたとき、構成から何から全てが考えていた以上でしたね。顔合わせのときに初めて台本を読んだのですけれど、こうなったのかと思って。原作を映すだけに終わらなかったのが、荻田さんのすごいところだなと思います。マンガの話をモチーフにして色々と膨らませていたのですが、原作の波津さんが舞台を見て「ここまで作者の思いを舞台にのせてくれてありがとう」とおっしゃっていました。荻田さんがそこまで深く理解していらっしゃったのだなと思いますね。「雨柳堂夢咄」の波津先生の思いを深く受け止めて、舞台に現されていたんだなと感動しました。

――波津先生も大満足されたんですね。
 はい。表現する方としては原作者の方が喜んで下さって一番安心したんですけど。荻田さんもそれが何よりとおっしゃっていました。

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