1028樹里咲穂(じゅり・さきほ)さんの誕生日です。

樹里咲穂さんは1990年入団第76期生。 歌・芝居・踊りと三拍子揃った方で、専科でもう少し後輩に良いお手本になってもらいたかった。◎

樹里咲穂さん


フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

小学校高学年の時、匠(たくみ)ひびきさんの母親に誘われて宝塚コドモアテネに通いはじめる。◇1988年宝塚音楽学校に入学。
 ◇1990年宝塚歌劇団に76期生として入団し1990年3月29日(木)〜5月8日(火):宝塚大劇場花組公演、『ベルサイユのばら』(フェルゼン編)で初舞台。1990年7月1日(日)〜29日(日):東京宝塚劇場花組公演。  


1991年月組に配属される。 ◇1994年には、選抜メンバーとしてロンドン公演に参加する。 1994年7月11日(月)〜23日(土)宝塚歌劇ロンドン・コロシアム劇場公演『花扇妙<美しき日本>』『扉のこちら』『ミリオン・ドリームズ』 松本悠里さん・安寿ミラさん・真琴つばささん・香寿たつきさん・紫吹淳さん・真織由季さん・月影瞳さん・風花舞さんら46名。宝塚歌劇団初の海外自主公演。三菱グループ各社の特別協賛。

演出家の三木章雄氏=1993年『ミリオン・ドリームズ』はドラマティックな世界観と宝塚歌劇らしさとの絶妙な融合で上質のエンターテイメントに仕上げ、1994年にはその集大成作『ミリオン・ドリームズ』をロンドンのコロシアム劇場で上演。


 下級生時代はどちらかというと、トップスター候補生というよりは、味のある芝居の出来る中堅スター候補として育てられる。  ◇1995年ミー・アンド・マイガール』の新人公演では、演技力をかわれ初の女役であるジャッキー役に選ばれて好演。  ◇1996年中日劇場公演ではジャッキー役を演じる。  ◇1998年、『WEST SIDE STORY』で再び女役のアニタ役を演じ、タカラジェンヌの枠を超えた演技で高い評価を受ける。1998年宙組へ移籍。『エリザベート』の東京公演で雪組に組替えになった朝海ひかるさんに代わりルドルフ役を演じる。

 ◇2000年6月、新専科制度の発足に伴い専科に移籍。2000年6月15日〜23日 宙組宝塚バウホール公演・2000年6月29日〜7月4日 宙組東京特別公演(日本青年館大ホール) バウ・ロマンス『FREEDOM』―ミスター・カルメン― 脚本・演出/木村信司氏。

宝塚歌劇支局」2000年6月18日より。
 「ウエストサイドストーリー」のアニタ役で注目を浴びた人気男役スター、樹里咲穂さんの新専科入り後最初で、初の主演作「FREEDOM」〜ミスター・カルメン木村信司氏作、演出)が、宝塚バウホールで開幕した。

 メリメ原作で有名な「カルメン」を下敷きに、カルメンを男性に置き換え、現代のアメリカを舞台に、プレーボーイと彼に恋した婦人警官の恋を描きながら、男女の愛の本質に探ろうとした異色作。

 カルメンを自動車工場の作業員という設定にし、ヒロインをホセの英語読みのジョーシーとし、原作のミカエラに当たる彼女の婚約者をクラーク、闘牛士エスカミリオはラスベガスのスター歌手シャルロッタに置き換えるといった具合。

 開幕の自動車工場のダンスでは、樹里さんが後ろ向きで舞台に登場。そのまま舞台後方に走り、ホリゾント奥で振り向きざまにスポットが当たって歌い始める。スター芝居の鮮やかなオープニングに満員の客席はのっけからボルテージがあがりっぱなし。

 月組時代から歌、ダンス、芝居と三拍子そろった実力派の男役スターとして定評のあった樹里さんだが、男性版カルメンというぴったりのはまり役に、実力に加えて華やかなスター性も花開き、初主演とは思えない大きな舞台姿、見事に期待に応えた。

 他は、ジョーシーが宙組期待の娘役ホープ遠野あすかさん、婚約者クラークに星組に組み替えが決まり、宙組最後の舞台となる夢輝のあさん、スター歌手シャルロッタに真中ひかるさんといったキャスト。

 三者三様の好演だが、豊かな歌唱力に裏打ちされた夢輝さんが一際目立ち、成長ぶりがありあり。今後の星組での活躍が楽しみとなってきた。

 初日舞台稽古を終えた樹里さんは千秋楽まで一気に突っ走ります」と笑顔でさわやかな抱負。新スター誕生の一瞬を確実に見た思いがした。(薮下 哲司)


星組ベルサイユのばら』のアンドレ役、花組ミケランジェロ』のメンドリーニ役、『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ役、雪組『Romance de Paris』のラシッド役、宙組『ファントム』のキャリエール役など、様々な人物を巧みに演じ、舞台を支えてきた。また、帝国劇場での2001年12月1日 - 2002年1月27日 (全76公演)と2002年6月4日 - 6月28日 (全38公演)『SHOW劇・SHOCK』(堂本光一主演)や、2002年8月4日〜8月29日 新宿コマ劇場 ミュージカル「Cinderella(シンデレラ)」で(43ステージ)専科の樹里咲穂さん:王子様役。 花組遠野あすかさん:シンデレラ役。 榛名由梨さん:王様役。 初風諄さん:女王様役。 瀬戸内美八さん:継母役。 峰さを理さん:姉・ポーシャ役。 高汐巴さん:姉・ジョイ役。 鳳蘭さん:妖精の女王役。 に外部出演するなど、幅広く活躍。  ◇2005年9月23日、主演をつとめた花組日生劇場公演『Ernest in Love』千秋楽を最後に退団し、女優に転進。宝塚大劇場東京宝塚劇場公演では花組マラケシュ・紅の墓標』がラストステージとなった。


樹里咲穂さんOfficialホームページのプロフィールより引用。

 宝塚歌劇団出身。1990年花組公演にて初舞台。月組宙組を経て専科へ。男役ながら女役もこなし、幅広い役柄を演じた。「ミー・アンド・マイガール」(ジャッキー) 「WEST SIDE STORY」(アニタ)「エリザベート」(ルドルフ/フランツ) 「ファントム」のジェラルド・キャリエールなど、ミュージカル作品に数多く出演し重要な役どころを努める。2000年バウホール公演「FREEDOM」(カルメンクレオ)で初主演。在団中に「ショー・劇 SHOCK」「シンデレラ」等、外部出演も果たす。舞台以外では、CS放送にてトーク番組「JURIのそれってどうなの!?」「JURIのおじゃまんぼうセンサー」に出演し、エンターティナーぶりを発揮。2005年9月、日生劇場公演主演「Ernest in Love」(アーネスト)にて退団。退団後の11月には女優として始動。「ベルリン トゥ ブロードウェイ」では、難曲揃いのクルト・ワイル作品の名曲に挑戦。2006年 「エリザベートガラコンサート」ではルキーニを演じた。また、「花嫁付き添い人の秘密」では、主役メグを演じ好評を得る。ブロードウェイミュージカル「スウィート・チャリティ」のニッキー、「モダン・ミリー」のドロシー、「ウエディング・シンガー」のホリーを演じるなど舞台を中心に幅広く活動している。所属事務所は(株)梅田芸術劇場 東京オフィス。