0318花里まな(はなさと・まな)さん と 白百合ひめ(しらゆり・ひめ)さん  と 紗那ゆずは(さな・ゆずは)さん の誕生日です。

 3人とも若手娘役で2005年〜07年の入団です。

花里まなさんは2005年入団第91期生。宙組娘役。千葉県印旛郡出身。身長161cm。初舞台は2005年3月25日(金)〜5月9日(月)宝塚大劇場花組公演 グランド・レビュー『エンター・ザ・レビュー』作・演出:酒井澄夫氏。愛称は あいこ。

『エンター・ザ・レビュー』はレビューの原点パリのエスプリを生かしながら、現代感覚でテンポよく展開。花組トップスターの春野寿美礼(はるの・すみれ)さん=1991年入団第77期生。2002年〜トップスター〜2007年退団。  娘役トップスターのふづき美世(みよ)さん=1995年入団第81期生。花組宙組花組2006年退団。 専科の樹里咲穂(じゅり・さきほ)さん=1990年入団第76期生。10月28日生まれ。2005年退団。黒燕尾の紳士S(春野さん)がレビューの世界へと誘うと、淑女S(ふづきさん)、紳士A(樹里さん)たちがシャンソンを歌い継ぎ、エトワールとなった春野さんが再び登場してパレードとなる。一人のコメディアン(樹里さん)の歌から、ピエロS(春野さん)とルイーズ(ふづきさん)の恋に。舞台はパリからニューヨーク、そしてアフリカへ。やがて現代のリズムとなり、再び大都会ニューヨークで、スイングの曲にのって一同が歌い踊る。ジプシーの青年(彩吹真央(あやぶき・まお)さん=1994年入団第80期生。6月9日生まれ)の歌から、スパニッシュとなり、アランフェスの男(春野さん)が歌い、シャドーの男(樹里さん)が祈るように踊る。フィナーレには、この公演で初舞台を踏んだ第91期生がラインダンスを披露。

白百合ひめさんは2006年入団第92期生。星組娘役。身長162cm。愛称は ひめ、あずぴょん、あずあず。 大阪府大阪市出身。初舞台は 2006年3月24日(金)〜5月8日(月)宝塚大劇場宙組公演ミュージカル 『NEVER SAY GOODBYE−ある愛の軌跡− 作・演出/小池修一郎氏。作曲/フランク・ワイルドホーン氏。宙組トップスターの和央ようかさんと娘役トップスターの花總まりさんの退団公演。

NEVER SAY GOODBYE−ある愛の軌跡−ファシズムと戦うスペイン内戦に巻き込まれ、平和を求める戦いに加わっていくカメラマンと女流作家の愛と死を描く。ミュージカル「ジキルとハイド」の作曲家フランク・ワイルドホーン氏が全曲を書き下ろした。和央ようかさん、花總まりさん。1936年ハリウッド。新作映画の制作発表パーティで、映画スターのエレン(紫城るいさん)や、闘牛士のヴィンセント(大和悠河さん)が紹介されている最中、新進作家キャサリン(花總さん)が飛び込んできて、自分の書いたシナリオとは違うとプロデューサーと喧嘩を始める。その姿をジョルジュ(和央さん)がカメラに収める。ジョルジュは、パリの風俗を撮影した写真集で一世を風靡したカメラマンだった。キャサリンは、フィルムを渡すようジョルジュに詰め寄るが拒否され、憤然とその場を立ち去る。しかし、ジョルジュは、自分を飾らないキャサリンの姿に、他の女性にはない魅力を感じ始める。第92期初舞台生のお披露目公演。

紗那ゆずはさんは2007年入団93期生。月組娘役。神奈川県川崎市出身。身長162cm。初舞台は2007年3月23日(金)〜4月30日(月) 宝塚大劇場星組公演 ミュージカル『シークレット・ハンター−この世で、俺に盗めぬものはない− 作・演出/児玉明子氏。愛称は みつ子、ゆっこ、ゆずは。

宝塚市宝塚歌劇団けいこ場(第93期生のフィナーレで踊るラインダンスの練習風景)
 

産経新聞ENAKより引用
「シークレット・ハンター」はカリブ海の架空の島を舞台に、詐欺師とプリンセスの恋模様を描いた明るい作品。ラインダンスは「カリビアンフィッシュ」というオリジナル曲にのって、魚をイメージした物語風の構成で踊る。衣装は目が覚めるようなオレンジ色で、後ろにヒレのふりふりがついているのがかわいい。

 振付の羽山紀代美氏は「暗い海で蛍光色の衣装の魚たちが泳いでいるとき、チョウチンアンコウに襲われる。その危機を50匹が力を合わせて撃退するイメージのダンスにした」という。羽山氏が初舞台生のラインダンスを担当するのは、瀬奈じゅんさん(月組トップ)が入団した1992年以来で15年ぶり。「初舞台生たちの一生懸命さは、いつの時代も変わりませんね。見ている人たちに元気を与えるダンスを大事にしたい」そうだ。

 2007年2月22日から振りを覚えて稽古に励んできた第93期生は、黒のレオタードとタイツの練習着姿で、「エイッ、ヤァッ!」と声を出し、汗びっしょりになりながら、軽快なステップで息の合ったダンスを披露。

 宝塚音楽学校を首席で卒業した彩風咲奈さんは「50人が一致団結できて、幸せでいっぱいです。全員が力を合わせてアンコウを倒すシーンが大好きです」。娘役の菜那くららさんは「表情に悩んで、みんなで協力して解決しました。早く初舞台を迎えたいです」。蒼羽りくさんは「50人がそろって、がんばって踊ります」、輝城みつるさんは「50色のクレヨンみたいな魚たちが、ひとつにまとまって踊りたい」とそれぞれ元気いっぱいに語った。ほかに元プロ野球の投手だった山沖之彦さんとタカラジェンヌの母(白川亜樹さん1979年入団第65期生。月組男役〜84年退団)の二世、芹香斗亜さんも楽しそうにハツラツと踊っていた。

 作・演出の児玉明子氏は、これが宝塚大劇場のデビュー作になる。「トップ・コンビの安蘭けいさん、遠野あすかさんのお披露目公演でもあるし、初物づくしの公演です。第93期生はラインダンスのほかにパーカッションでも全員に参加してもらいます。ゆっくりだけれどそれぞれの個性が見えてきたところで、みんな熱いものを持っていますね」と話していた。