* 不調を脱した イチロー選手

マーリンズイチロー外野手が3日(日本時間4日)、敵地インディアンス戦で7試合連続でスタメン出場し、今季22度目のマルチヒットを記録した。球団発表でメジャー通算安打数歴代27位のイチローはこれで3015安打とし、歴代26位ラファエル・パルメイロの3020本まで残り「5」とした。マーリンズはエース右腕フェルナンデスが6回途中7失点と崩れ、3-8と敗戦。痛恨の逆転負けで2連敗となった。

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 イチローはこの日、「2番・右翼」でスタメン出場。初回1死走者なしの場面で、右腕バウアーの4球目を捉えて、センター前にはじき返した。通算安打で歴代27位につけるイチローはこれで通算3014安打とし、26位のパルメイロまで6本と迫った。

 その後、プラドの四球で二塁に進むと、イエリッチの2点タイムリ二塁打で先制のホームを踏んだ。さらにディートリッチも犠飛を放ち、加点。マーリンズイチローの安打をきっかけにこの回3点を奪った。

 同点に追いつかれた後の3回先頭では強烈な打球を放ったものの、一塁サンタナのファインプレーに防がれ、アウトに。それでも、2点ビハインドで迎えた6回先頭の第3打席では四球を選んで出塁すると、5点ビハインドの9回先頭の第4打席では中前安打を放ち、今季22度目のマルチ安打をマークした。通算安打もこれで3015安打となった。

 イチローは6回2死一、三塁の場面でリンドアの右前安打を捕球後、三塁送球がわずかに逸れ、2シーズンぶりの失策を記録、これで一塁走者も生還した。その時点で大量失点を喫していたフェルナンデスがベースカバーに入らなかったこともあり、不運な形でのエラーとなった。

 マーリンズは初回3得点もエースが崩れて痛恨の逆転負け。イチローは3打数2安打1四球1得点で打率.292となっている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count