2011「本屋大賞」決定
「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含む)で働く書店員の投票で決定。
一次投票を2010年11月1日より2011年1月10日まで行い、全国362書店458人の投票が
あり、 その集計の結果、上位10作品がノミネートされ、二次投票の結果、大賞の栄冠に耀い
たのは 『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉(ひがしがわ・とくや)著 / 小学館
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%B7%9D%E7%AF%A4%E5%93%89
◇令嬢刑事〈デカ〉&毒舌執事◇
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生!主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、
彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと執事の影山です。彼は、いく
つもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」=宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転
手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗
子に時に容赦ない暴言を吐きながら、 事件の核心に迫っていきます。
「ひょっとしてお嬢様の目は節穴でございますか?」
「それでもお嬢様はプロの刑事でございますか。正直、ズブの素人よりレベ ルが低くてい
らっしゃいます」
「失礼ながらお嬢様──この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっし
ゃいますか」
「失礼ながらお嬢様、やはりしばらくの間、引っ込んでいてくださいますか」
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステ
リー!
なお、本屋大賞2位以下は次の通り
2位 窪美澄『ふがいない僕は空を見た』
3位 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』
4位 百田尚樹『錨を上げよ』
5位 奥泉光『シューマンの指』
6位 梓崎優『叫びと祈り』
7位 貴志祐介『悪の教典』
8位 夏川草介『神様のカルテ2』
9位 有川浩『キケン』
10位 有川浩『ストーリー・セラー』