宝塚ニュース 『ロミオとジュリエット』


 今週土曜日に観に行きます。主に音花ゆりさんを主体にw

星組梅田芸術劇場メインホール公演 ミュージカル『ロミオとジュリエット』原作/ウィリアム・シェイクスピア 作/ジェラール・プレスギュルヴィック 潤色・演出/小池修一郎
 主な配役は ロミオ 柚希礼音(ゆずき・れおん)さん  ジュリエット 夢咲(ゆめさき)ねねさん  ティボルト 凰稀(おうき)かなめさん

     

 出演者  キャピュレット卿 一樹千尋(いつき・ちひろ 専科 1973年入団)さん   ロレンス神父 英真(えま)なおきさん   モンタギュー卿 にしき愛(あい)さん   ベンヴォーリオ 涼紫央(すずみ・しお)さん   ピーター 美城(みしろ)れんさん   モンタギュー夫人 花愛瑞穂( かわい・みずほ)さん   キャピュレット夫人 音花(おとはな)ゆりさん    ヴェローナ大公 水輝涼(みずき・りょう)さん   マーキューシオ 紅(くれない)ゆずるさん  乳母 白華(しらはな)れみさん  パリス 天寿光希(てんじゅ・みつき)さん   死 真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん   愛 礼真琴(れい・まこと 2009年入団)さん

サンスポより

 宝塚歌劇団星組によるミュージカル「ロミオとジュリエット」(潤色・演出、小池修一郎氏)が7月10日、大阪の梅田芸術劇場メインホールで開幕した。シェークスピア原作のあまりにも有名な悲恋物語を、フランスのジェラール・プレスギュルヴィックが新たにミュージカル化(作詞・作曲・演出)した作品で、2001年にパリで初演。以後、スイス、カナダ、オーストリア、イギリス、ロシア、韓国など世界各地で上演されているが、日本では宝塚歌劇が初演になる。

 プロローグはタイトルにかぶさるように、愛(礼真琴)をイメージするダンサーがセリあがって踊る。死(真風涼帆)のダンサーも加わって、愛と死に彩られた物語が始まる。

イタリアのヴェローナ。何代にもわたって対立を続けているモンタギュー家とキャピュレット家が、若者を巻き込んで激しく争っていた。

 モンタギュー家の跡取り息子のロミオ(柚希礼音)とキャピュレット家の令嬢ジュリエット(夢咲ねね)は、仮面舞踏会で運命的な出会いを果たし、愛が燃え上って結婚式をあげようと、ロレンス神父(英真なおき)に助けを請う。

 2人の結婚を知ったベンヴォーリオ(涼紫央)らはロミオを責め立て、ジュリエットを密かに愛していたティボルト(凰稀かなめ)はロミオに敵意を抱く…。

 いわずもがなの有名な悲劇のラストは、両家の人たちが祈るなかで、ロミオとジュリエットの魂が甦り、愛と死もひとつになって昇天する。この愛を象徴するダンサーは宝塚のオリジナルで、フランス版とはかなり違った終わり方になっている。

 なめらかで美しく響く音楽がいかにもフランスらしい香りだが、装置や衣装、ダンスの振付などは宝塚独自のもの。現代的な感覚とテンポのよさ、出演者40人の動かし方のうまさはさすがに小池演出だ。

 主要キャストがみんなかっこよく、ダンスにも歌にもがんばっている。キャピュレット夫人(音羽ゆり)やモンタギュー夫人(花愛瑞穂)らがソロで心境を歌うそれぞれの見せ場もある。

 「ロミオとジュリエット」はこれまで宝塚でも何度か上演されているが、若さ故のひたむきな愛と、大人たちの論理や争いのむなしさが伝わる、全く違ったテイストの作品に仕上がった。公演は7月26日まで。

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