民主党支持のマスコミや政権寄りのマスコミがあってもいいじゃん。


 不思議に思うのだが、いつからマスコミは「反・権力」になったのでしょうか?敗戦後でしょうか?それまでの軍政官財+マスコミの盤石な体制が崩壊して、民主主義(?)国家になったからでしょうか? いやいやそれほど単純じゃないでしょう。 自民党政権時代は反権力のポーズの裏では、軍隊はないけれど政官財+マスコミはガッチリと結んでいた。 いま政権を批判し民主党を分解させようとしている勢力こそ=政官財+マスコミ連合軍の残滓(のこりかす)ですが、強力なマシンです。 これに対抗できるものが今は見当たらない!悲しいほど国民(無党派層もだらしないほどマスコミ情報にさゆうされる)はだまされやすい体質。ほんの半年前に70%の人が支持していた政権をもう見限ろうとしています。 ネットではまだまだ初志貫徹する人がおおいけれどマスコミは一部を除いて全滅です。 もう「先祖がえり」でゾンビで自民党政権ほ〜やれほ です。
 もうそろそろ、○○新聞は民主党支持 ××テレビは自民党 そいうい自由選択があってもいいころじゃないでしょうか?



2010年4月8日 毎日新聞夕刊 熱血!与良政談 『「白か黒か」ではなくて』 与良正男

 昨秋、鳩山政権が発足した直後にライバル(!)朝日新聞の研究誌「JOURNALISM」(ジャーナリズム)から頼まれて、「発想の転換と取材手法の変革がいま私たちに求められている」と題して、こんな話を書いた。「いきなり、不安や懸念ばかりを書き立てることが、今度の衆院選で『チェンジ』を求め、政権交代を選んだ多くの有権者の期待に応える報道だろうか」「性急に結論を求めるのではなく、ここは一つでも二つでも改革が進むよう政権の背中を押すのがマスメディァの仕事ではないか

 ところがその後、「週刊現代」1月9・16日号誌上で、評論家、立花隆に「要するにいまの鳩山政権は相当にひどい状態で、不安と懸念がいっぱいなのだが、それには目をつぶって、現政権の後押しをするのが、メディアの役割といっているのだ」と断定されて、戦中の「大本営発表の時代」に等しいとまで酷評されてしまった。
 この世界の大先警に名指しで批判されてとっても光栄だ。でも、その文でも書いた通り、権力を厳しく監視するのがマスコミの大前提なのは当然だけれど、単純に政治を批判していれば済む時代ではなくなったのではないか。そう問題提起をしたかったのだが、通じない人にはなかなか通じない。

 一方で小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題に関し、私は政治家としての責任を再三問題視してきた。が、そう書くと少なからぬ読者から「なぜ新政権のじゃまをする」「あなたは自民党政権の方がよかったと思っているに違いない」と便りが届く。10年以上も前から私は「日本には政権交代が必要」と書き続けてきたのに。やれやれ。

 愚痴を言っても始まらないから、先週、約束したように、新間の「小沢氏報道」について書く。結論を言えば、東京地検特捜部の捜査のあり方に対し、あまりにチェックが足りなかったと思う。率直に責任認める。

 「リーク報道」批判に対し、各紙は「私たちは関係業界や弁護士らから夜を徹して取材して報道している」と反論を載せたが、懸命に仕事するのは当たり前で説明にならない。捜査を最も身近に取材しているのも新聞記者だ。事件報道も変わらなくてはいけない。「政=悪」、「捜査=正義」ではないし、その逆でもない。重ねて言うが、世の中、そんなに簡単に自か黒か、決めつけてはいけない。灰色部分を丁寧に解き明かしていくのが新聞の仕事だと信じている。      (論説副委員長)

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