米軍はグアム島へ転進していただきたい 自然破壊をもっとアピールして米国にせまろう普天間移設を


ムネオ日記より

2010年3月31日(水) 鈴木宗男新党大地代表 衆議院外務委員長 ホームページ

 6時25分羽田発で沖縄に向かう。衆議院外務委員会としての普天間飛行場移設問題の現地視察である。
 キャンプシュワブに行き、辺野古沖にある現行案のV字型の場所、現在言われている陸上案の想定場所を見る。
 キャンプシュワブの南沿岸部を埋め立てるV字型の場所を見ると、目の前に青く、きれいな海がひろがっている。ここを埋め立てるのは自然への冒涜ぼうとくであり、とんでもないことだと直感的に思う。私としては、現行案はとても受け入れられるものではないと考える。

 
 午後うるま市役所に行き、島袋俊夫市長、西野一男市議会議長はじめ議会関係者、赤峰組合長はじめ漁業関係者、そして昨日照屋寛徳代議士から要請のあった市民協議会の皆さん方との意見交換会。その後浜比嘉島、ホワイトビーチを視察する。
 ここに巨大な人工島をつくり、3600メートルの滑走路2本、航空自衛隊那覇港湾施設を移設するという壮大な計画だが、10年も15年もかかる話だ。同じく、もずく漁を生業なりわいとする漁業者の納得、理解は得られない。
 
 また、辺野古と同様できれいな青い海を埋め立てることに、私は反対である普天間飛行場の2倍もの面積の海を埋め立てるのは、どう考えても自然破壊である。市長、市議会、漁協関係者、市民協議会の皆さんの声を十分尊重しなくてはいけないとつくづく思う。
 夕方県庁に行き、仲井真知事、高嶺県議会議長、議会関係者と意見交換。仲井真知事も立場上大変な状況にあり、同情に値する。県議会も反対決議をし、明確なスタンスで沖縄の声を代弁した。

 
 政府はしっかり腰を据えて、裂帛れっぱくの気合いで取り組まないと大変なことになる。これまで政治家として沖縄問題、安全保障問題に取り組んでこなかった人が、たまたまポストについたからと言って、付つけ焼やき刃ば的な発想で普天間移設問題に取り組んだところで、結果は出せない。
 鳩山首相を全身全霊で支えるべく、官房長官外務大臣防衛大臣は心してほしい。特に官房長官はしっかりと戦略、戦術をもって、この普天間移設問題を進めて戴きたい。
 
 基地があった方がいいか、ない方がいいかと問われれば、私もない方が良いと答える。しかし同時に、日本、そして極東、世界の平和と安全、「世界の中の日本」から「世界に責任を持つ日本」として、日本が果たすべき役割もある。トータルで考えるのが政治の責任である。私は沖縄県民の思い、心を大事にして、最終決着が図られるよう、協力して参りたい。
 
 今回は良いタイミングでの沖縄訪問であった。沖縄の皆さんの声を、責任を持って代弁していくことをお誓いしたい。

◎ 本日提出した質問主意書2件
・ №102 取調べの全面可視化に対する千葉景子法務大臣の見解に関する再質問主意書

 思い過ごしかもしれませんが、米国の政治家・官僚は、日本を見下していると思う(人種差別的かも)、特にロバート・マイケル・ゲイツ国防長官などは、強圧的にせまれば 前の自民党政権みたいに屈服すると思っているフシがある。また、あれだけ「自然破壊」に敏感な米国の政治家などが、沖縄での「海の破壊」に沈黙しているのも変である。

参考=毎日新聞「質問なるほドリ」

 ◆沖縄の海兵隊は、どんな活動をしているの?
 ◇同盟国との演習が主 年70回超“半年は留守
 
 なるほドリ 米海兵隊員は沖縄県内にどのくらい駐留しているの?

 記者 約1万2400人で、在日米軍全体の4割弱、在沖米軍の6割弱に相当します(08年9月末現在)。海兵隊全体では約18万7000人います。海兵隊は米本土防衛を任務とせず、迅速にどこへでも移動し、どのような任務にも対応する能力を備えた遠征部隊です。空・陸の戦闘能力を併せ持ち、沖縄には第3海兵機動展開部隊(3MEF)が拠点を置いています。第1、第2部隊はいずれも米本土内にあり、沖縄の海兵隊は唯一、米国外の拠点です。歩兵大隊、砲兵大隊、航空戦闘飛行隊など実動部隊は約6カ月のローテーションで米本土やハワイから派遣されています。

  沖縄にはいつからいるのかしら。

  海兵隊は1950年、朝鮮戦争突発に伴って岐阜、山梨両県に配備されましたが、日本本土での反基地闘争の激化を背景に56年、沖縄へ移転してきました。

  普段はどんな活動をしているのかな。

  沖縄県内外での訓練が主です。2000人規模の海兵機動展開隊(MEU)を構成し、米国が安全保障条約を締結している同盟諸国である日本、韓国、タイ、オーストラリア、フィリピンを中心に定期的に合同演習を実施しています。訓練先へは米海軍佐世保基地長崎県)に配備されている強襲揚陸艦で移動します。

 回数は年70回を超え、訓練以外にもイラクアフガニスタンでの戦闘行動や、大地震などの災害救援に派遣され、沖縄では「半年は留守」といわれています。米海軍が昨年11月公表した「沖縄からグアム及び北マリアナテニアンへの海兵隊移転の環境影響評価」には、合同演習のための訓練拠点が沖縄からグアムへ移ることが明記されています。

  どの基地にいるの?

  移設見直し問題で揺れる普天間飛行場宜野湾市をはじめ、現行の日米合意に基づく普天間移設先であるキャンプ・シュワブ(名護市)▽第3海兵機動展開部隊司令部があるキャンプ・コートニー(うるま市)▽県内最大規模の実弾射撃演習が行われているキャンプ・ハンセン(金武(きん)町など)▽キャンプ瑞慶覧(北谷(ちゃたん)町など)▽牧港補給地区(浦添市)−−です。

  14年に海兵隊8000人がグアムへ移転後は4000人余りに減るんだね。

  米軍は実数を公表しませんが、現在も「4000〜5000人」(北沢俊美防衛相)と言われます。
 ただ、政府は移転後も「定数で1万人が残る」を公式見解にしています。防衛省幹部は「1万人」について「中国へ与える心理的圧迫感こそが抑止力」と強調しますが、沖縄の人たちにとって海兵隊は日々接する存在。この感覚の違いが「抑止力」を巡る溝の大きな要因です。(政治部)

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