一時的な解決方法としての選択肢のひとつ


産経新聞より引用

 平野博文官房長は10日、沖縄県内の米軍基地や離島を上空から視察し、3日間にわたる沖縄訪問を終えた。平野氏は視察後、那覇市内で記者会見し、「県民の負担軽減と安全確保(の必要性)を強く認識した。今後の議論に反映したい」と述べ、米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題の5月までの決着に向けた協議に視察結果を生かす考えを示した。

 この日の上空視察の対象には、民主党小沢一郎幹事長が普天間飛行場の移設候補地として名前を挙げた伊江島伊江村)と下地島宮古島市)も含まれた。両島では、平野氏の今回の視察に反発の声が上がっており、地元議会では移設反対の意見書が採択される見通しだ。

 平野氏は会見で、両島の視察の目的について「島がわかれ、経済振興の観点からみたときにマーケットが分散されている。その実情を把握した」と述べ、あえて普天間問題との関連を否定した。両島が移設先になる可能性についても、「現在、こう思うというのを発言するのは適切でない」と言及を避けた。