どん底です 22勝31敗3分

サンスポより。

交流戦、ロッテ4−1阪神、最終戦、ロッテ3勝1敗、14日、千葉)ピンチを招いて降板する姿に、悲壮感が漂う。ウィリアムスの四球病が止まらない。今季初の黒星を喫し、試合後も険しい表情のまま言葉を発することなく、球場を後にした。
勝ち越しを許した場面を、真弓監督が硬い表情で振り返る。「ジェフは調子が悪いんかな…。使いづらい? あそこはジェフとアッチソンでイニングを消化していってもらわんと」
 1−1の8回。先頭の代打・田中雅に四球。続く大松こそ中飛に打ち取ったが、井口にも四球。無死1、2塁。マウンドを譲った3番手・アッチソンが、代打・竹原に右中間への2点3塁打を浴びてジ・エンドとなった。

 今季26試合で1勝1敗、防御率3.42。6月10日の西武戦(西武D)は3−3の9回一死満塁で登板し、まさかの押し出し四球。またしても四球で自滅した。早くも今季の四球は14で、昨年55試合で記録した15にあと1と迫っている。制球に課題があることは明らかだ。

 「このメンバーでやってもらわないと。ジェフにやってもらわないといけない」と久保投手コーチ。「2軍調整? 2軍に代わるような選手がいればいいんだけどな」と山口投手コーチ。チーム首脳はそろって降格を否定したが、このままでは再調整も避けられない状況だ。

 もはや勝利の方程式の一角とは、呼べない『J』。3戦連発の途中加入のブラゼルとは明暗を分ける。年齢的にも37歳。次もダメなら…。チームとともに、助っ人左腕が背水に立たされている。(野下 俊晴)