陽月華(ひづき・はな)さんについて 2


2003年   

 宝塚歌劇団は2003年3月19日午後、東京・日比谷の日生劇場星組日生劇場公演「ブロードウェイ・ミュージカル『雨に唄えば」の制作発表を行った。自前の劇場をもつ宝塚歌劇団が、日生劇場を使うのは昨年の創立88周年記念特別公演「風と共に去りぬ」に続いて2度目。◎2002年04月06日(土)〜04月16日(火)専科・雪組公演 ◎2002年04月18日(木)〜04月29日(月)専科・花組公演。
雨に唄えば」は、ミュージカル映画の不朽の名作「雨に唄えば」(1952年、ジーン・ケリー主演)を舞台化した作品で、1985年のブロードウェイ版に演出の中村一徳氏が手を加える。
 主役のドン・ロックウッドに安蘭けい(あらん・けい)さんヒロインのキャシー・セルダンには陽月華(ひづき・はな)さん。男役の真飛聖(まとぶ・せい)さんが女役としてドンとコンビの大女優にふんし、月組から宙組に異動する大和悠河(やまと・ゆうが)さんが、ドンの相棒、コズモ・ブラウンを演じるなど話題も多い。 制作発表には安蘭さん・陽月さん、真飛さん、大和さんの4人が出席した。

 ☆2003年05月06日(火)〜05月27日(火)星組日生劇場公演『雨に唄えばでは、ヒロインのキャシー役。ミュージカル女優を夢見る娘を初々しい魅力で可憐に演じあげ、鮮烈な印象を与えた。 
 ☆2003年07月29日(火)星組宝塚大劇場・2003年09月30日(火)星組東京宝塚劇場「王家に捧ぐ歌」新人公演ではアムネリス役の複雑な心境を情感たっぷりに演じ、好評を得た。(宝塚歌劇支局030511=アムネリス役の陽月華さんは5月の「雨に唄えば」でヒロイン役を演じた経験をばねに大健闘した)。

TAKARAZUKA SKY STAGE  『雨に唄えば('03年星組)』

 MGM映画を基に舞台化されたミュージカル。ハリウッドを舞台に、ミュージカル映画を作るまでを描く。'03年星組日生劇場/出演:安蘭けいさん・陽月華さん/大和悠河さん。  放送予定:07月17日 13:30、07月26日 09:00 (161分)トーキーに移り変わる頃のハリウッドを舞台に、サイレント映画のスターが相棒と共に本物のミュージカル映画を作ろうと奮闘する様子を描く。'03年星組日生劇場。演出は中村一徳氏。安蘭けいさん、陽月華さん、大和悠河さん(宙組) 他。サイレント映画の大スター、ドン(安蘭さん)と、幼い頃から共に踊り続けてきたコズモ(大和さん)、そして偶然知り合った女優志願の娘キャシー(陽月さん)らが、トーキー映画として作り直すことになった、ドンと女優リナ(真飛聖さん)コンビ主演の新作を、歌と踊りを入れてミュージカル映画にすることを思いつく。

            


2003年12月07日(日)〜12月16日(火)星組宝塚バウホール公演・2003年12月21日(日)〜12月27日(土)星組東京特別公演(日本青年館大ホール) バウ・グランデ『巌流−散りゆきし花の舞−』作・演出:齋藤吉正氏。では、オランダ人遊女のアンナ・フェアラート役を巧みに演じ舞台を彩った。(「宝塚歌劇支局031207」より=「巌流」は、巌流島での宮本武蔵との決闘で命を落とした佐々木小次郎安蘭けいさん)の波乱の半生をタンゴの音楽に乗せてドラマティックに描いた異色の時代劇。安蘭けいさんとは「花吹雪恋吹雪」の名コンビ、斎藤氏の演出は今回も快調だ。小次郎をめぐるヒロインは二人。愛しながら傷つけてしまう椿役の叶千佳(かのう・ちか 月組星組 2004年12月退団)さん 舞台歴 は、清楚ななかに芯のある演技。オランダ人遊女アンナに扮した陽月華さんは妖しい魅力を漂わせたが課題は歌か)。


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