月野姫花(つきの・ひめか)さんの誕生日0609です。

  


月野姫花さんは2006年入団第92期生。愛称は「ひめか」。身長162cm。出身地は茨城県潮来市。 2006年3月『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台。2006年5月、花組に配属。

2009年1月1日(木)〜2月2日(月)花組宝塚大劇場公演・2月13日(金)〜3月22日(日)花組東京宝塚劇場公演 NTT東日本NTT西日本フレッツシアター 幻想歌舞劇『太王四神記』−チュシンの星のもとに− 〜韓国ドラマ「太王四神記」より〜 脚本・演出/小池修一郎氏。

解説= 紀元前から7世紀まで朝鮮半島に実在した「高句麗」を舞台に、主人公タムドクが真の王へと成長していく姿を、数千年の時を超えて繰り返される運命と切ない愛を絡めて描いた、ペ・ヨンジュン主演で話題の韓国歴史ファンタジードラマ「太王四神記」。宝塚歌劇では舞台ならではの演出を凝らし、スケールの大きい一本立て大作としてミュージカル化。主演はファヌン・タムドク役=真飛聖(まとぶ・せい)さん。カジン・キハ役=桜乃彩音(さくらの・あやね)さん。ヨン・ホゲ役=大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さん。月野姫花さんはスリョン役。
新人公演 2009年1月20日(火)18:00開演 宝塚大劇場・2009年2月26日(木)18:30開演 東京宝塚劇場太王四神記』 タムドク(少年)役に月野姫花さん(本役は野々すみ花(のの・すみか)さん)。

☆2009年5月2日(土)〜5月31日(日) 花組全国ツアー公演 ミュージカル・ロマン『哀しみのコルドバ』作/柴田侑宏氏。演出/中村暁氏。主演はエリオ・サルバドール役=真飛聖さん。エバシルベストル役=桜乃彩音さん。アンフェリータ・ナバロ役=桜一花さん。リカルド・ロメロ役=大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さん。 月野姫花さんは ポンシア/フリア役。 

解説= 1985年に峰さを理(みね・さをり 1983年〜1987年星組トップスター)さん・エバの湖条れいか(こじょう・れいか 1984年〜1986年星組娘役Wトップスター)さん・アンフェリータの南風まい(みなかぜ まい 1984年〜1986年星組娘役Wトップスター 1986年〜1988年星組娘役トップスター)さん。主演により星組で、また1995年には安寿ミラ(あんじゅ・みら 1992年〜1995年花組トップスター)さん・エバ森奈みはる(もりな・みはる 1992年〜1995年花組娘役トップスター)さん。アンフェリータの純名里沙(じゅんな・りさ 1995年〜1996年花組娘役トップスター)さん。リカルドの真矢みき(まや・みき 1995年〜1998年花組トップスター)さん。主演により花組で上演した名作。19世紀末、スペインのコルドバマドリッドを舞台に闘牛士の悲恋を描いた物語。エリオは花形闘牛士として賞賛を受け、師匠の娘であるアンフェリータとの婚約も整い、栄光の人生を歩んでいた。しかし、ある夜会で初恋の女性エバと再会したことから、人生の歯車を狂わせることになる。今では実業家ロメロの愛人となったエバだったが、エリオはエバに対する募る想いを抑えることができず、二人は密会を重ねる。しかし二人には隠された、思いもかけない秘密があった……。 併演はグラン・ファンタジーRed Hot Sea II』作・演出/草野旦氏。 解説= 海の周辺は煌くばかりの魅力に溢れている。美しくカラフルに泳ぐ熱帯魚の群れ、海をわたる風、熱い砂浜、夢を誘う遠い水平線、何もかもを飲み込んでしまう波、青い海原を飛ぶ無数のカモメ、豪華客船……。そして海は、多くの小説、ドラマを生んだ。そんな海をめぐる様々な要素を織り込んで、南の海を舞台に、明るく美しく神秘的に繰り広げる、エネルギッシュな熱いショー。花組が2008年(5月9日(金)〜6月16日(月)宝塚大劇場公演・7月11日(金)〜8月17日(日)東京宝塚劇場公演)に上演し好評を博した作品を全国ツアー版にリメイクして上演。



2007年7月、バウホール公演『ハロー!ダンシング』に最下級生として出演。2007年10月16日(火)18:00開演 宝塚大劇場新人公演・2007年11月27日(火)18:30開演 東京宝塚劇場新人公演『アデュー・マルセイユ』でミレーユ(アルテミス婦人同盟)役(本役・野々すみ花=のの・すみか=さん)。

 2008年3月1日(土)〜3月11日(火) 花組宝塚バウホール公演 宝塚バウホール開場30周年 バウ・ワークショップ
『蒼いくちづけ』−ドラキュラ伯爵の恋− 作・演出/小池修一郎氏。ヴァンパイア伝説を下敷きに100年の時を巡る伝奇ロマンで、1987年に紫苑ゆう(しおん・ゆう 星組トップスター)さんを中心とした星組により上演。宝塚歌劇では異色の題材ながら、1幕ではクラシカルで耽美な美しさ、2幕では現代のドラキュラ伯爵の恋をポップに描き、大好評を博した作品。 

 1887年、ルーマニアトランシルヴァニアのドラキュラ城。不動産仲介人のレンフィールド(天真みちるさん)が、ロンドン郊外に邸宅を求めるドラキュラ伯爵(朝夏まなと=あさか・まなと=さん)の要請に応じて居城を訪ねてきた。レンフィールドがウェステンラ商会の会頭(紫陽レネ=しよう・れね=さん)自ら自分の別荘を提供する旨を告げると、伯爵は承諾し、「永遠の命」を与えることで代償にするという。たじろぐレンフィールドはたちまち吸血こうもり達に襲われ、気を失う。伯爵は彼のロケットにあったウェステンラ家の長女ルーシー(月野姫花さん)の写真に魅せられ、彼女を永遠の花嫁として迎えようと決意する。しかしルーシーには、家庭教師で貧しい医学生ジョナサン(鳳真由=おおとり・まゆ=さん)という恋人がいた。
 レンフィールドはルーマニアからの帰国途中、乗った船が事故に遭い、後に残ったのは古い棺と呆けたレンフィールドだけだった。ウェステンラ家の当主ジョンは、ジョナサンの恩師で催眠療法の権威ヘルシング教授(望海風斗=のぞみ・ふうと=さん)にレンフィールドの治療を依頼する。
 その日の午後、突然空が暗くなり、雷鳴と共にドラキュラ伯爵が訪れる。一同は驚くが、東欧の伝説に造詣の深いヘルシング教授は、彼の祖先が600年前、ヨーロッパをトルコから守った英雄ヴラド・ツェペシ・ドラキュラであることを言い当てる。
 仮面舞踏会の夜、ヘルシング教授は伯爵が鏡に写らないことを発見し、伯爵が伝説のヴラド・ツェペシそのものだと正体を見破る。教授の叫びを一蹴した伯爵はルーシーに、「自らの意思により私の花嫁になることを望めば、私はいつでもお前を連れて行く」と言って立ち去るが・・・・・・。


宝塚歌劇支局(08年03月08日)より。

 宝塚バウホール開場30周年記念、バウ・ワークショップ、花組公演「蒼いくちづけ〜ドラキュラ伯爵の恋」(小池修一郎氏作、演出)の朝夏まなと(あさか・まなと)さん主演バージョン報告。

 「蒼いくちづけ」は、1987年、小池氏が、萩尾望都原作の「ポーの一族」へのオマージュとして書きおろしたオリジナルミュージカル。ドラキュラ伯爵が、120年前に恋した女性を求めて現代に甦るというストーリー。1幕が過去、2幕が現代という設定。

 真野すがた(まの・すがた)さんのドラキュラに続く朝夏さんは、今年で入団7年目の期待のホープ。真野さんとは違って現代的な個性が身上で、どちらかというとドラキュラというよりジョナサンがぴったりという雰囲気の持ち主だが、長身(身長172cm)で動きがシャープなので、マントさばきがさまになっており、思いの外しっくりきた。後半の現代は逆にギャグの間合いなどで幼さが出てしまい、前半の妖しい感じがよく出ていたのに、後半のコミカルな部分で減点となった。惜しい。

          


 相手役のルーシーとヴィーナスに扮した月野姫花(つきの・ひめか)さんはまだ研2だが、娘役としては近来まれにみる美貌の持ち主。歌、芝居、ダンスと、どれをとってもまだまだこれからだが、磨けばダイヤになる逸材だ。懸命なところは大いに買える。朝夏さんとのコンビもいい感じだ。

 


 ジョナサンとジョニー・アイドルの2役を演じたのは鳳真由(おおとり・まゆ 第91期生)さん。初演の麻路さきさんを彷彿させる甘い雰囲気があった。絵莉千晶(えり・ちあき)さんと貴怜良(たから・れいら 2008年8月17日 東京宝塚劇場公演千秋楽 付で退団)さん、花野じゅりあ(はなの・じゅりあ)さんは真野バージョンと同じ役どころ。カーミラに扮した花野さんの自堕落な感じに磨きがかかり、大人っぽいムードを出していた。ヘルシンク教授役の望海風斗さんも二枚目の作りでちょっと面白い存在。

ニッカンスポーツ「プレシャス宝塚」[2008年3月3日]より引用。

 自信を楽しみに変えたい/月野姫花 
 バウホールで上演中の「蒼いくちづけ ドラキュラ伯爵の恋」(2008年3月11日まで)でヒロインを熱演している月野姫花さんは、まだ入団2年目の下級生。舞台ではもちろん「おけいこ場でも毎日、緊張の連続でした」と初々しい。それでも「最初は不安の方が大きかったけれど、その不安を自信につなげ、自信から千秋楽までに楽しみに変えたい」と日々、大役と闘いながら成長を誓う。

 新人公演でも、先の「アデュー・マルセイユ」で演じたミレーユ(本役・野々すみ花さん)が初めてセリフをもらえた役だった。「最初、聞いた時はなかなか実感がわかなくて。お正月に実家に帰ったんですが、気になって台本ばかり見ていました」と浮かべる笑顔も恥ずかしそうだ。

 衛星放送の中継を母と一緒に見ながらタカラヅカへのあこがれを抱いていた。小学校1年生の時から習い始めたバレエが大好きだったこともあり、自分の進路を考えた時には、タカラヅカの舞台が頭をよぎった。

 これも時代だろうか。すぐにパソコンで調べ、音楽学校には中学卒業時から受けられること、東京の受験スクールも見つけた。茨城の実家からはバスで片道約3時間。レッスンを終えて帰るのはいつも夜中の12時過ぎ、最終のバスだったが「自分で言うのも何ですがマジメだったので遊びより、習い事ってタイプだったので」と今も楽しい思い出。そのマジメさが大きな武器になる日も近いはずだ。【樹】


  

 ☆月野姫花(つきの・ひめか)さん 6月9日生まれ、茨城県出身。潮来市立日の出中を経て2006年3月24日(金)〜5月8日(月) 宙組宝塚大劇場公演 ミュージカル 『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−作・演出/小池修一郎氏。で初舞台(第92期初舞台生のお披露目公演。この公演をもって、宙組トップスターコンビ、和央ようかさん・花總まりさんが退団)。身長162㎝。愛称「ひめか」。