2008/5/4 試合結果 対中日 7回戦 ナゴヤドーム

 久保田が岩田の勝利をフイにした。

神|000 100 100 0|2
中|000 000 020 1x|3

勝:チェン2勝1敗0S
敗:藤川1勝1敗11S
HR:(神)鳥谷ソロ3号、(中)李炳圭ソロ4号
神:岩田-渡辺-久保田-江草-藤川
中:吉見-小林-岩瀬-チェン

スポニチ2008年05月05日 22:00より引用 

阪神2−3中日】絶対的な守護神が、まさかの痛打を喫した。2―2の延長10回、藤川が満を持してマウンドへ。ウッズ、和田は抑えたが、続く李炳圭イ・ビョンギュ)に高めのフォークを左翼席最前列に運ばれた。サヨナラ打は昨年9月2日横浜戦で、延長10回2死二塁から吉村に左翼線二塁打を浴びて以来2度目だが、被弾となるとプロ初の屈辱。「うまく打たれた感じですね。こういうこともある。迷惑かけたから頑張らないと。引きずることはしません」と唇をかんだ。

 チームも今季初のサヨナラ負け。その伏線は久保田が2点差を守り切れなかった8回にある。1死二、三塁から中村紀に2点二塁打。岡田監督も「8回のところやんか。そんなに(久保田は)連投連投でやってるわけちゃうんやから。せっかく岩田がしのいで、渡辺もゼロに抑えた流れで来てな」とおかんむりだ。久保田は全体的に球が高く、中村紀に痛打されたのも外角高めのボールだった。「何とか…」と言葉を絞り出す久保田。勝っていれば球団通算4499勝目、大台に王手をかけるはずの白星がこぼれ落ちた。

 「JFK」の一角、ウィリアムスが左肩痛で離脱し、苦しい中継ぎ陣。それを先発の頑張りでしのいで首位をキープしてきたが、落合竜に土壇場でひっくり返された。「球児が打たれたらしようがない。ジェフがいない中で、球児の前は久保田が投げるしかないんやから」と岡田監督は言うものの、得意の継投策で喫した1敗が重くのしかかった。