BS12トゥエルビ 宝塚ドリーミング・シアター 「ベルサイユのばら2001−オスカルとアンドレ編−」

☆住友VISAシアター・宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら 2001』―オスカルとアンドレ編― 池田理代子原作『ベルサイユのばら』より〜

原作は池田理代子先生。脚本・演出は植田紳爾氏。演出は谷正純氏。音楽指揮は1部が御粼恵氏、2部は佐々田愛一郎氏。主な出演者は稔幸(みのる・こう)さん、星奈優里(ほしな・ゆり)さん香寿たつき(こうじゅ・たつき)さん。宝塚星組公演・宝塚大劇場公演収録。

【作品詳細】本公演では、オスカル役を稔幸さんが、相手役のアンドレを専科から星組に組み替えとなった香寿たつきさんが熱演。また、物語のもう一つの要となる役どころ、許されざる恋に胸を焦がす王妃マリー・アントワネットには星奈優里さん、そしてその恋の相手である、スウェーデン貴族のフェルゼンを安蘭けい(あらん・けい)さんが演じた。この公演では、専科から高ひづる(こう・ひづる)さん星原美沙緒(ほしはら・みさお)さん邦なつき(くに・なつき)さん一樹千尋(いつき・ちひろ)さん未沙のえる(みさ・のえる)さん一原けい(いちはら・けい)さんも出演。また、この公演は星組男役トップスター稔幸さん、娘役トップスター星奈優里さんのサヨナラ公演であり、今回はそのフィナーレを飾る宝塚大劇場・千秋楽(2001年10月1日)をお届けする。


アラン:真飛聖(まとぶ・せい)さん  ジェローデル:夢輝のあ(ゆめき・のあ)さん   ロザリー:秋園美緒(あきその・みお)さん  ベルナール:久城彬(くじょう・あきら)さん  小公女:南海まり(みなみ・まり)さん 小公女・アンドレの子供時代:陽月華(ひづき・はな)さん  小公子 朝澄けいさん  ジャルジェ夫人(オスカルの母):高ひづるさん  ジャルジェ将軍(オスカルの父):星原美沙緒さん/未沙のえるさん  モンゼット公爵夫人:邦なつきさん  ルイ16世(フランス国王):一樹千尋さん マロングラッセ(オスカルの乳母):一原けいさん

エトワール=はいだ しょうこ(千琴ひめか)さん →http://haidashoko.jp/

☆2001年03月30日(金)〜05月06日(日)星組東京宝塚劇場公演・2001年08月17日(金)〜10月01日(月)星組宝塚大劇場公演☆


2007/10/15  by 平松澄子氏 産経新聞大阪夕刊より。

 一原けいさん:  ひとつの大きな原っぱに旅立って、どんなことがあろうとも天からの恵みを受けて力強くやっていけるように−−と、知人がつけてくれた芸名。 「最初は“恵”だったんですが、娘役なのでひらかなに。長く使っていると愛着がわきますね」という。
 大ベテランの女役。宝塚大劇場で10月19日に行われる「第48回宝塚舞踊会」に出演する。今年は親会社の阪急創立百周年記念として催され、曽我兄弟の物語をさまざまな舞いで表現。一原さんは第8場の常磐津「夜討曽我」で、化粧坂少将を舞う。

親の仇討ちに行く恋人の五郎と別れる、悲しみの舞いです。私が舞踊会に初めて出たのは、専科になったあとの2001年。それから毎年参加していますが、もっと早くからお稽古(けいこ)していればよかった。宝塚は花柳、藤間、山村と日舞の3流派がお勉強できるぜいたくな環境なんですから。改めて、振りが付いている意味を理解することを心がけて舞いたいと思います」 昨年に続いて出演する現役最長老の春日野八千代さんは、「振袖菊」を舞う。

 宝塚に入りたかったという母親の影響が大きく、バレエを習っていたこともあって、高校卒業時点のワンチャンスで入団した。初舞台は「春の宝塚踊り」「ラムール・ア・パリ」。雪組に配属され、ダンスの得意な娘役として活躍する。

すぐに“ベルばら”ブームになって、下級生のころはバラの精や群衆、上級生になって伯爵夫人、専科の2001年にはマロングラッセと、何度も出ました。やはり思い入れが深いですね

 1990年ダンス専科→1993年花組副組長を経て2000年から専科。2007年7月7日(土)〜7月23日(月)に大阪・花組梅田芸術劇場公演「源氏物語 あさきゆめみし」に出演し、桐壼の更衣/乳母右近/嫗などを演じた。

最初のシーンが初めて1人のせり上がりで緊張しました

 宝塚の魅力については「日本物も洋物も一緒に、国も次元も関係なく、いろんな役柄をできる。舞台に出ているときが一番、このお仕事をやっていてよかったと思えますね」と答えた。