ちりとてちん第19週「地獄の沙汰もネタ次第」

2月4日(月)〜2月9日(土)
自分の落語に自信がもてない喜代美(貫地谷しほり)は草若(渡瀬恒彦)に相談するが、なぜか「創作落語をやってみたらどうか」と言われてしまう。草若の真意を測りかねる喜代美。 草々(青木崇高)に聞いても「一門では誰もやったことがない」と言うばかり。
 一方、草若の容態が気になる糸子(和久井映見)が大阪に訪ねてきて、当分ここにいる、と言いだす。 翌日から草若は突然、落語の大ネタ「地獄八景(じごくばっけい)」のけいこに励み出す。 そのあまりの面白さに喜代美はいつか教えてほしい、と頼むが、草若は「お前には教えられない」とにべもない。しかもそろそろ離れから出て、ほかに住むところを探してほしい、と言う。 師匠の不可解な言動に、喜代美はついに見放されたのでは、と思いこんでしまう。
 ある日草若は弟子全員を集めて、大阪に落語の常打ち小屋を改めて作りたい、と言いだす。 師匠のあまりに唐突な言葉に、四草(加藤虎ノ介)をはじめ弟子たち皆でいさめようとするが、草若は自ら天狗芸能にかけあう、と言い張る。いつのまにか遠い存在になってしまったかのような草若に、喜代美は改めて理由を問うのだが……。