失業率改善も ようやく1998年台に戻っただけ

 総務省が7月29日発表した2005年6月の労働力調査によると、同月の完全失業率は、前月比0.2ポイント低下の4.2%となり、6年11カ月ぶりの低い水準まで改善したとしています。ところが、10年前の1995年6月が3.0%で、15年前の1990年6月が2.2%であったことを考えれば、依然として「踊り場」状態にあるというのが実態だと思います。