鹿内一族

 とネットを探っていたら、おもしろいのがありました。【ビジネス&企業News】 2005年1月15日より引用です。

鹿内(しかない)一族売却 ニッポン放送株大混迷  次ぎに保有するのはどこか
 これはグッドニュースか、バッドニュースか。今月7日、大和証券SMBCが発行済み株式総数の8%ものニッポン放送株を取得したと発表していたが、予想通り、フジサンケイグループの創業者一族、鹿内宏明氏(59)の保有株だった。8%は鹿内氏保有のほぼすべてに当たる。1992年にクーデターでグループ議長を追放されてから12年。大株主としても身を引いたことになる。「鹿内さんがニッポン放送株を持ち続けていたのは『これを足掛かりにフジテレビに復帰する意欲を捨てていないからだ』との見方が根強かったんですがね。モノ言う株主として有名な村上世彰氏の村上ファンド(MAC)が昨春、筆頭株主に躍り出たが、バックに鹿内さんがいるのではないか、とさえウワサされていました」(フジテレビ関係者) これで鹿内一族の呪縛から解き放たれる。とはいえ、一難去ってまた一難。
「株式取得は純投資です。長期保有のつもりはなく、市況を見ながら売却します」
 大和証券SMBCは、取得目的をこう説明する。つまり、今後の売却先によっては、ニッポン放送にとって新たな不安材料になり得るのだ。「村上ファンドが買い増して、さらに発言力を強めるのか。それともメディアに参入したいIT系企業か。内外のファンドも関心を示しているようです」(証券関係者)
 昨年9月、第2位の大株主(12%)になった子会社フジテレビはどうか。村上ファンドは、大きな子会社を小さな親会社が支配するいびつな構造の解消を求め、共同持ち株会社の設立を求めていた。「フジテレビは、昨年の株式取得時に、グループの基盤強化を図ると言っていた。以前、ニッポン放送の亀渕社長も、記者会見で持ち株会社移行について、『選択肢の一つであり、検討している』と発言したこともある。そもそも、いびつな関係が長く続いていたのは、鹿内氏との再対決を避けていたから。鹿内氏がいなくなった今、一気に動き出すかもしれない」(前出の証券関係者)
 テレビとラジオのデジタル化で、メディアの世界も大型設備投資やグループ力の強化で生き残りを模索する時代。鹿内氏の株式放出がメディア再編の引き金になるのか。
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この時点でライブドアは狙っていたんだね。