浮かれたムードのために 日本代表は闘うわけじゃない

 勝負事だから負けるときは負ける。ドイツ代表がその例である。しかし、ドイツには素人の僕からみても、勝とうという雰囲気がなかった。日本はランキングが低いからと戦前、低評価だった。ランキング通りならワールド・カップなぞする必要がない。
 
 今大会で強豪国が苦戦している。その相手国は緻密な分析と粘り強い守備によって、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」のだ。今夜のポーランド戦、国民は勝ち切ろうとする選手を、それを支える監督・コーチ・スタッフそして現地まで応援に駆け付けるファンともどもに、そこに注目するので、安易なムードのために闘うのじゃないんだ。