ディズニー 絶好調


日本経済新聞

米メディア大手のウォルト・ディズニーが4日発表した2015年4〜6月期決算は、売上高が前年同期比5%増の131億100万ドル(約1兆6200億円)、純利益は11%増の24億8300万ドルだった。2桁の増収増益だった映画部門をはじめ主要事業が軒並み好調で、純利益は四半期で過去最高となった。



 

米国にあるディズニーランドは7月、開園60周年を迎えた=AP


 映画部門は人気シリーズ「アベンジャーズ」の最新作「エイジ・オブ・ウルトロン」のヒットで13%増収。営業利益も15%増えた。アニメ映画「アナと雪の女王」の人気も健在で、キャラクター商品などを販売するコンシューマープロダクツ部門は27%の増益だった。

 スポーツ専門チャンネル「ESPN」や地上波のABCテレビを抱える主力のメディアネットワーク部門は売上高が5%増、営業利益は4%増という増収増益。ただ、売上高の伸びは鈍化した。


 テーマパーク部門は4%増収で、営業利益も9%増えた。開園60周年を迎えたカリフォルニア州の「ディズニーランド」をはじめ、米国内のテーマパークで入場者数や客単価が伸びた。