シャビ(スペイン)と遠藤保仁(日本)

 偶然にも昨日、スペイン代表のシャビ(NHK放映)と遠藤保仁MBS=TBS系放映)の放送があった。期せずして二人の天才的な能力=“空間認識能力”(敵・味方・ボールの位置が瞬時に判断できる)についての放送だった。シャビの方は科学的に証明されていたが・・・。

 偶然も偶然だが シャビ=1980年1月25日生まれ 遠藤=1980年1月28日生まれ ともに34歳。


NHKスペシャル ミラクルボディー サッカー・FIFAワールドカップ
第2回 スペイン代表世界最強の“天才脳”

シリーズ「ミラクルボディー」の第2回では、前回ワールドカップ優勝、近年のビッグタイトルを総なめにしてきたスペイン代表を取り上げる。
華麗なパスサッカーで世界を魅了し、サッカーを“芸術”の域にまで高めたとされるスペイン。 しかし肉体的にみれば身長170センチ前後の選手が多く、決して恵まれているとはいえない。 そんなチームの強さを生み出すのは正確で速いパス交換と複雑なポジションチェンジによる連携プレー。 その「司令塔」シャビ、そして攻撃の起点を作る「魔術師」イニエスタ、2人の密着取材が許された。
奇跡の連携のメカニズムを解き明かすため、ワールドカップの前哨戦コンフェデ杯で、90分間2人だけを追い続けるハイスピードカメラと、全選手の位置情報を完全記録する4K高精細俯瞰カメラを配置。 空間統計学の専門家の分析により、シャビを中心に複数のパスコースを確保する“崩れない三角形”の存在、ゴールへの黄金率が見つかった。 さらに、2人の脳を最新の脳科学で解析すると、瞬時の肉体の反応を可能にしている“天才脳”のメカニズムも明らかになってきた。
サッカーの組織プレーに秘められた、心と肉体の驚異の世界を紐解いていく。


情熱大陸

“日の丸を背負う”男・遠藤保仁が3度目のワールドカップに挑む姿を追う

 サッカーファン待望の“2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会” が6月12日に開幕する。ザックジャパンの攻撃の始まりは遠藤保仁、この男からといわれている。


 2002年にサッカー日本代表デビュー以降、ジーコ監督をはじめとする4人の代表監督が遠藤を選び続けてきた。2010年開催のワールドカップ南アフリカ大会で、チームのベスト16入りに大きく貢献した遠藤は「4年後のブラジルも同じ舞台に立っていたい」と語った。34歳になった遠藤はいま、その目標を実現しようとしている。


 2010年の南アフリカ大会直前から遠藤を見つめ続け、日本代表戦やJリーグでの戦い、また家族とふれあうオフの姿をカメラは収めた。岡田武史監督によって掲げられた“ワールドカップベスト4”という目標は遠藤の中で終わっていない。今大会の目標は「優勝」と語る遠藤。“日の丸を背負う”意味を誰よりも理解する男の3度目のサッカーワールドカップに挑む姿を追う。

 岡田前日本代表監督は、遠藤は「試合を俯瞰で見ている。」と話した。