どちらの方向に 進むのか ギリシャ

アテネ 18日 ロイター] - 18日に投開票されたギリシャ統一地方選の第1回投票で、反緊縮派野党の急進左派連合(SYRIZA)が躍進した。緊縮財政に対する国民の不満が噴出した形となった。


 シンギュラー・ロジックの公式予想では、SYRIZAはアテネ市長選で決選投票に進む見通し。SYRIZAは、アテネを含むアッティカ広域行政地域(人口で国全体の3分の1弱に相当)でもリードしている。


 公式予想によると、アテネ市長選では開票率21%の時点で、SYRIZAの擁立候補が現職市長を追い上げており、得票率の差は1%ポイント未満となっている。


 サマラス首相は「(決選投票が実施される)25日前後には欧州議会選挙もある。投票を通じて、ギリシャが着実な前進を確信できるようになるか、国家を後退させるかは、国民に委ねられている」と述べた。