小保方さんが 朝日新聞に反撃・反論


2 STAP細胞作製レシピの公表について


 STAP細胞を作る各ステップに細かな技術的な注意事項があるので一言でコツのようなものを表現することは難しいのですが、再現実験を試みて下さつている方が、失敗しているステップについて、具体的にポイントをお教えすることについては、私の体調が回復し環境さえ整えば、積極的に協力したいと考えております。


 状況が許されるならば他の方がどのステップで問題が生じているかの情報を整理して、現在発表されているプロトコール(注:複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順等について定めたもの。)に、具体的なポイントを順次加筆していくことにも積極的に取り組んでいきたいと考えております。


 また、現在開発中の効率の良いSTAP細胞作製の酸処理溶液のレシビや実験手順につきましては、所属機関の知的財産であることや特許等の事情もあり、現時点では私個人からすべてを公表できないことをご理解いただきたく存じます。


 今の私の置かれている立場では難しい状況ですが、状況が許されるならは実験を早く再開して、言葉では伝えにくいコツ等がわかりやすいように、映像や画像等を盛り込んだプロトコールとして出来るだけ近い将来に公開していくことに努力していきたいと考えております。



3 4月 12日朝刊での新聞記事について


 同日、一部新聞の朝刊において「STAP論文新疑惑」(科学誌ネイチャーに掲載されたSTAP細胞の論文にメスマウスの幹細胞のデータが載っているのに、幹細胞を作製した研究者が「オスしか作っていない」と話していると12日付朝刊で朝日新聞が報じた記事。)と題する記事が機載されましたが、事実確認を怠った誤った記事であり、大きな誤解を招くものであって、許容できるものではありません。この説明は同日中に代理人を通じて同新聞社にお伝えしています。


(1)メスのSTAP幹細胞が作成されており、現在 理研に保存されております。 したがって、オスの幹細胞しかないといぅのは=事実と異なります。

(2)STAP幹細胞は、少なくとも10株は現存しています。それらはすでに理研に提出しており、理研で保管されています。そのうち、若山先生がオスかメスかを確かめたのは8株だけです。それらは:すべてオスでした。若山先生が調べなかったSTAP幹細胞について、第三者機関に解析を依頼し染色体を調べたところ、そこには、メスのSTAP幹細胞の株も含まれていました。記事に書かれている実験は、このメスのSTAP幹細胞を使って行われたものです。

 STAP細胞が正式に証明されれば、その“価値”は計り知れない。いろいろな権利があって、あるいは守秘義務もあるだろうから、小保方さんが自由に実験(再現)したくても出来ないのは理解できる。


 朝日新聞の記事を読んだが、あいかわらずだなと感じた。『冤罪』をつくる記事と似ている。最初から小保方氏を“犯人(どんな罪?)”と決めつけ、科学への冒涜=正義の言葉をふりかざしている。今はそんな時じゃない。一刻も早く小保方さんに研究をさせることこそ、今回の騒動(マスコミのマッチポンプだけれど)をおさめることになる。