おめでとう 8位入賞 鈴木明子選手


 オリンピックは さすがに 重圧 だったかも、 でも 鈴木明子さんは 懸命に プレイをし 見事に 8位入賞を 果たしました。 本当に おめでとう。そして ゆっくり やすんでください。

スポーツナビより

鈴木明子「自分は恵まれて幸せなスケーター」
ベストの演技ではなかったが、「本当にこの場で滑ることができて良かった」

――伸びのある滑りだったが、もったいない部分もあった


 転んでしまったのはもったいなかったですが、いろいろなジャンプを踏ん張ってあとは立とうという気持ちだけで滑ったので、全部私らしかったなと思います。


――一番うまくいった部分は?

 
最後までとにかく心で滑ろうと思っていたので、曲を聴いて、今日出ていく前に先生から、「ここ劇場だからね、5番ボックスあるよ」と言われていました(笑)。絶対ここからはファントムが見ているからと言われていました。


――ファントムは長久保先生ということで

 そうですね(笑)。本当に見守れている感じで滑りました。


――終わったときはどんな気持ちだった?


 正直ほっとしましたし、悔しい気持ちはありましたけど、ずっと足のことも不安だった中で、今日はリンクに立ったときは痛くなかった。終わってから痛くなったんですけど、滑る前は、今までは本当に痛くて痛くて靴も履けない状態のときもあったんですけど、今日は痛くない、神様ありがとうと思いました(笑)。最後まで本当に滑らせてもらったと感じています。


――どういうふうに昨日から気持ちを立て直した?


 やるだけのことはやったから、できることしかできないし、ジャンプは水ものと思っているので、できたりできなかったりはあるけれども、それ以外のところ、もともと自分がどんなスケーターかを考えたときに「ジャンパーじゃないな」と思って(笑)。

もともとはスケートが好きで、心から滑って、音楽を聴いてというのを子供のころからやっていた。そういうのを思い出して、信念を貫こうと思って、最後はすごくお客さんの拍手も歓声もすべて聞こえていましたし、本当にこの場で滑ることができて良かったなと思います。


――2度目の五輪はやはり違った?

 バンクーバーのときはがむしゃらにやって終わってみて、「終わっちゃったな」という感じですけど、今回は準備の段階からいろいろとうまくいかなかったりとか、全日本であれだけ良い演技ができて、自分だけ求めるものが高かった気がするし、やっぱり自分でも狙いたいという部分がありました。ただ、これは幸いなことですけど22年間、足が痛くて試合に臨むということが少なかったので、ここに来て何でと思いましたけど、たくさんのスケーターがけがを抱えて頑張って試合に出ていてというのは、自分もそれを経験して、これが自分の人生に役立つなと思ったし、いろいろな形で伝えていくこともできると思います。


こんなに痛みを我慢して、不安を抱えながらやるというのもこれが最後なのかなと思ったときに、これも含めて五輪だと思ったので、そんなに全員が全員、準備万端で最高の状態で臨めるわけじゃないんだなと。今は戦い抜くことができて、本当にベストじゃなかったことは悔やまれますけど、よかったなと思います。


――高橋選手も足を負傷している中、渾身の演技をした。それが刺激になった?


 長年、彼とはずっと一緒にやってきたので。昨日も終わったあとに連絡くれて、すごく励まされましたし、とにかく自分のスケートをしてほしいと言ってくれました。彼も最後まで自分のスケートを貫いて、私もすごく心に訴えるものがあったので、私も絶対に自分自身のスケートをやろうと考えていました。今日は彼がどんな感想を言ってくれるか分からないんですけど、一緒に乾杯したいですね(笑)。


――幸せだなと思って終わりたいと言っていたが


 本当に無事滑り終えたので、自分は恵まれて幸せなスケーターだなと思いました。


――昨日は眠れた?


 ちょっと時間が少なかったんですけど、練習のあとに眠りました。


――どんな気持ちで眠った?


 SPの前よりは、1つ仕事が終わってホッとした気持ちでした。もう怖いものはないし、後悔することが怖かったので、まずは人間の生活の基本をしようと思って、きちんと寝て、きちんと食べて、練習をするということを心掛けました。


――先生に言葉を贈るならどういう言葉を贈る?


 先生が泣けるようなスケートではなかったですけど、本当に最後の最後まで先生が付いていてくれたのでここまでできたと思います。「ありがとうございます」と伝えたいです。


――長久保先生は「まだやる」と言われれば付き合うしかないでしょと言っていたが?


 相談します(笑)。辞めてもいいように準備をしてやってきているので、あとは終わってから決めようと思っていました。今回こうやって終わって、今すぐは分からないですけど、あとはコンディションを見て、今は足をいたわりたいと思います。


――この10年くらいで先生から1番いただいたものは何か?

 あきらめない気持ちをもらいました。ずっと3回転−3回転をやれと言われましたけど、どうしても苦手だったものをなんとかできるようになったので、食らいついて、喧嘩をしたのは自分の中でありがたかったと思います。