新しい図書館のかたち

 4月1日の日記にも書いたけれど全国の本が読みにくくなった人には朗報です。


2013年4月14日10時08分 読売新聞

 全国の公共図書館電子書籍を配信することを目的とした官民共同のプロジェクトが動き出す。


 出版社や図書館の関係者、有識者らでつくる研究会が今月発足。各地の図書館で実際に電子書籍を利用してもらい、普及を促すとともに、出版社の図書館向けビジネスモデルの確立を目指す。


 目が不自由な人向けの音声読み上げや文字拡大など電子書籍ならではの機能を生かし、病院や福祉施設に配信することも視野に入れる。オブザーバーとして総務省文部科学省など関係省庁のほか、アマゾン、楽天などの配信事業者も参加し、来年度以降の事業化を目指している。

 図書館での電子書籍利用には、〈1〉紙の本と異なり、破損しない〈2〉書庫が必要ない〈3〉貸出期間終了後に読書用端末からデータを消去すれば返却も不要――などの利点がある

 一方、図書館で利用できる作品が少ない、端末を利用者に貸し出すか配布するか、などの課題があり、取り組みを始めているのは、秋田県立図書館や札幌市中央図書館などごく一部にとどまっている。