阪神 意地を見せてくれ

結局引き分け 最後の試合に何故 総動員(一人の打者に1人の投手を)しないのだろう。

阪神和田豊監督は、18日の試合前に前半戦を振り返り、「藤井(彰人)の3度の離脱が痛かった」と話し、調子の悪い選手をチーム全体でカバーできなかったことを成績が低迷している要因に挙げた。
 後半戦に向けては「われわれにも意地がある」と強調。チームの立て直しに意欲を見せた。

 以下は和田監督のコメント。
「(前半戦を振り返っていかがでしたか?)スタートはまずまず切れた。なかなか点が取れない中で、交流戦明けぐらいまで(勝ちを)拾うことができて、5割前後の戦いができていた。ただ、打線が動き出した頃にピッチャーが踏ん張れなかった。そして打線もそれをカバーできなかった。
(何が必要でしたか?)何がというよりはこういう状況の中で藤井の3度の離脱が痛かった。要になるところがカバーし切れなかった。何が起こっても大丈夫なようにキャンプからやってきたが、できなかったことが戦績に響いてしまった。

(先発ピッチャーはどうですか?)勝ち星が先行している者が1人もいないんでね。前半は踏ん張ってくれたけど、7月に入って投打ともに調子の良い選手が見当たらず、苦しい状態。(リリーフ陣に故障が多かったですね?)カバーしないといけないんだけど。試合のポイント、紙一重の勝負どころで結果を出せなかった。
(打線はどうですか?)ランナーを出してつなぐとこまでいくけど、あと1本が出ない。同じことの繰り返しになった。その中で若い力、大和だったりその辺がもうひと踏ん張りでレギュラーを取れるところまで来ている。自分でつかみ取るんだという気持ちでやってほしい。期待してますし、ファンの皆さんにそういう試合を1試合でも多く見てもらいたい。われわれもまだ諦めたわけじゃない。

(巻き返しのためには?)若い力ももちろんだけど、主力全体が数字の上でも低調。ここに回したらというのが見当たらない。乗っていくには若い力が必要ですし、主力も頑張らないと。チーム全体としても立て直さないといけないし、個人としてでも能力を発揮できるようにしないといけない。
(ファンにメッセージを)前半戦は満足できる試合が少なかった。後半戦は満足できる試合を1つでも多く見せたい。われわれにも意地がある。何試合か、きっかけになりそうな試合があったけど乗っていけなかった。しっかりチェックして引き締め直したい」

取材協力:野球専門誌 Baseball Times