身も蓋もないけれど


MSN産経ニュース 2012.6.14 より引用

つまり下手くそ…サウジアラビア人主審、やたら笛吹き低レベル


 サッカーで、うまいといわれる審判は試合に溶け込んで目立たないという。柔らかな表情で「ピッ」と短く吹いた笛にはファウルした選手も納得するが、「ピ、ピ、ピーッ」とヒステリックに吹かれると「なんだよ」とつい反発したくなるとか。横断歩道以外を渡っていて運悪く見つかった、おまわりさんの笛と同じかもしれない。


 W杯アジア最終予選の豪州戦では、やたらに笛を吹いたサウジアラビア人主審が目立ちすぎた。つまり下手くそだからだ。後半10分、豪州選手に退場となる2枚目の警告を出したが、「レッドカードがなかなか出なかった。2枚目とは気づかず別の選手と思っていたようだ」と専門家は指摘する。

 大観衆も敵に回し、ホーム側に退場者を出すのは相当勇気がいると聞く。1人減った豪州が1点取られ「大変だ」とばかり、今度は豪州にPKを与えた。帳尻合わせに見られても仕方ない。最後に本田がFKを蹴れずに終わったのもルール上問題ないが、まずありえない。腹立たしさを通り越し滑稽でさえあった。


 見覚えがある顔と思ったら、昨年1月のアジア杯準決勝の韓国戦でも延長と合わせて120分間で60本のFK、6枚の警告を乱発していた。「日本の少年大会レベルの試合でもこんな審判は見かけない」との声も聞く。明らかな誤審があればその筋に抗議もできようが、単に低レベルというだけで何ともじれったい。


 この3連戦で10得点した日本サッカーの進化は著しい。半面、この審判に象徴されるアジアの審判レベルの低さは相変わらずだ。「これもサッカーのうち」の決まり文句で片付けないで、日本は審判レベル向上をもっと主張してもらいたい。サンケイスポーツ 今村忠)

日本サッカー協会原博実技術委員長は13日、12日に行われたW杯アジア最終予選の豪州戦(ブリスベーン)で不可解な判定が多くあったとして、アジアサッカー連盟(AFC)に意見書を送ることを明らかにした。