第4回AKB選抜総選挙


 番組的にはダメダメ(日本のTVは即応能力が低すぎ)だったが、64人のプロ根性はホント大したものだ。

 AKB48の篠田麻里子(26)は自身のツイッターで「終わってたくさんのメンバーから宣戦布告されました(笑)」と告白。その言葉通り、次世代のメンバーは次々と挑戦状を叩きつけた。

Google+では 総選挙ではちょっと上からマリコだったけど、人のこと言えないです。私も負けずぶつかっていけたら向上していけたらと思います。終わってたくさんのメンバーから宣戦布告されました(笑)負けるもんか(笑) 明日もがんばろー!!おやゆびなさい

18位で惜しくも選抜入りを逃したNMB48の山本彩(18)は自身のブログを更新。目標の16位以内には入れず「正直、悔しいです…」と心境を告白。続けて、篠田の猛ゲキに触れ「私の中の何かに火が点(つ)きました。言って下さったからには行かせて頂きます。こんなにも、悔しいという感情を素直に認めたのは、自分自身初めてです。だから、負けたくない」と熱い思いをつづった。


AKB48のチーム4に所属する島田晴香(19)も「Google+」で「先輩の背中は本当に大きいなってあらためて思いました。それを背負えるぐらいの大きな人になりたい」と誓った。

スポニチアネックスで実施した緊急アンケート「一番スピーチが心に残ったのは?」では、若手を挑発した同5位の篠田麻里子(26)が1位に輝いた。

 篠田はこの日、自身のブログを更新。総選挙後の打ち上げ会場の様子を紹介した上で「これから新しい出発です。素敵な化学変化がおこることを願って」「去年より気持ちが大人になりました。なんだかすっきりしました」などと率直な心境をつづった。

 篠田の願う「化学変化」は既に起こり始めている。前日に後輩たちへ飛ばした猛ゲキが大きな反響を呼んでいる。


 「悔しい力をどんどんぶつけて来てください。つぶすつもりで来てください。私はいつでも待ってます。心強い後輩が出てきたら私は笑顔で卒業したい」


 強烈なメッセージを受けて、4位指原が「もう弱音を吐きません」と誓い、2位渡辺麻友(18)も「来年は、総選挙があるならば私は1位を獲りたい」と次々と決意表明した。


 メンバーだけではなくファンの心も大きく揺さぶった。本紙公式サイト「スポニチアネックス」で「きのうのスピーチで一番記憶に残った選抜メンバーは?」という緊急アンケートを実施したところ、大島、高橋みなみ(21)らを抑えて篠田が183票と断然の1位に。回答者からも「甘えを許さない愛である」「実力社会での真の世代交代とは何かの本質をズバッと言ってくれた」などと賛辞が送られた。YouTube上で公開されている64人分の当選あいさつ動画でも8万5000回以上再生され、トップになっている。


 総選挙を舞台袖から見ていたAKB48劇場支配人の戸賀崎智信氏によると、篠田の言葉で若手メンバーの多くは目が覚めたような顔をしていたといい「まだまだグループは成長していける」と話した。