重大報道一覧


 読売新聞より引用

 1961年に三重県名張市で女性5人が毒殺された名張毒ぶどう酒事件の第7次再審請求の差し戻し審で、名古屋高裁(下山保男裁判長)は25日、再審開始決定に対する検察側の異議申し立てを認め、奥西勝死刑囚(86)(名古屋拘置所在監)の再審開始を取り消す決定をした。


カナロコ」より引用

 米海軍が厚木基地(大和、綾瀬市)で5年ぶりに実施した空母艦載機部隊の夜間離着陸訓練(NLP)が24日夜、終わった。通告された日程の3日間で、住民から近隣自治体などに寄せられた苦情は計2100件超。綾瀬市の笠間城治郎市長は「市民は我慢の限界を超えた」と米軍と国に強く抗議した。
 
 24日もNLPを含む連続離着陸訓練は午前9時39分から午後7時45分まで行われた。エンジン音が大きいジェット戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットや、早期警戒機E2Cホークアイなどが市街地上空を低空で旋回。滑走路を空母の甲板に見立て、着陸直後に離陸するタッチ・アンド・ゴーを繰り返した。


 大和市内では一時、自動車の警笛に相当する110デシベルを上回る113・2デシベルの騒音を測定。大和市には178件、綾瀬市には164件の苦情が寄せられた。

 大木哲大和市長は「NLPの強行は極めて遺憾。今後はいかなる事情があっても硫黄島(東京都)で実施すべき」とコメントした。

 県によると、在日米海軍司令部(横須賀市)は24日朝、黒岩祐治知事が23日夜に行った訓練中止要請に対し、「(23日と)同様に飛行せざるを得ない。訓練は予定通り(24日で)終了させる」と回答したという。南関東防衛局は24日夜、「米軍側から延長の通告はなく、今回の訓練は日程通り終了した」と説明した。


 国を被告に基地周辺の住民7千人が騒音被害の損害賠償などを求める第4次厚木基地爆音訴訟団は24日、防衛省に「110デシベル超の爆音をまき散らすのは住民の人権を無視した悪質な加害行為」などとする抗議声明を出した。