疑問の記事 読売新聞

 下記の記事ですが、これ誰のためになるのでしょうか?
 穿った見方をすれば、JR西日本アドバルーン記事とも取られかねない。
 それに、たとえば遺族の方の58%(63人)は回答さえしていないのに。

乗客106人が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故から25日で7年を迎えるのを前に、読売新聞は遺族・負傷者に対するアンケートを行った。車両が激突した線路わきのマンションについて、「撤去」を望む意見が4割を超えた一方、「保存」も3割近くに達した。遺族が負傷者に比べ、保存を求める割合が高く、それぞれの複雑な心境が浮き彫りになった。

 マンションは、JR西日本が事故後に買い取った。壁に車両の衝突痕が残っている。JR西は昨年7月、周辺の土地取得についても所有者と合意し、マンションを含めた現場周辺の整備について検討を始めている。

 アンケートは2〜4月、連絡先の判明している遺族・負傷者計372人を対象に面談による聞き取りと郵送で行い、遺族46人、負傷者91人から回答を得た。

 マンションの今後については、「撤去」が45%(62人)、「保存」は28%(39人)。「その他」と回答した中に、「車両が激突した壁だけの保存」を求めた人も6%(8人)いた。

 遺族と負傷者を別々にみると、遺族は「撤去」が41%(19人)、「保存」は33%(15人)。一方、負傷者は「撤去」47%(43人)が、「保存」26%(24人)を大きく上回った。

 「保存」を求める理由は、最多の37人が「風化を防ぐ」で、「撤去」の理由は「思い出してつらい」が21人で一番多かった。撤去後の利用方法は、45人が「慰霊碑や献花台など犠牲者を悼み、再発防止を願う場所に」と回答した。

(2012年4月20日 読売新聞)