事実(証拠)に基づかない 大変危険な「判決」

参照ブログ 「日本がアブナイ!」さん http://mewrun7.exblog.jp/15610591/

「永田町異聞」さん http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11030862496.html

江川紹子ジャーナル」さん http://www.egawashoko.com/c006/000331.html


NHK20110926より

 民主党の小沢元代表の政治資金を巡り、収支報告書にうその記載をした罪に問われた、石川知裕衆議院議員ら元秘書3人に、東京地方裁判所は、いずれも執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。判決は、「小沢氏からの4億円の借り入れを隠すとともに、公共工事を巡る小沢事務所と企業との癒着が発覚しないよう、うその記載をした」と指摘しました。

 この事件は、民主党小沢一郎元代表資金管理団体が土地の購入資金に充てた4億円を巡り、収支報告書にうその記載をしたとして、いずれも元秘書で、衆議院議員石川知裕被告(38)のほか、大久保隆規被告(50)と、池田光智被告(34)の合わせて3人が政治資金規正法違反の罪に問われたもので、大久保元公設秘書は西松建設からの献金を偽って収支報告書に記載した罪にも問われました。検察が「うその記載をしたのは、建設会社からの裏金など、小沢氏の事務所の収入の実態を隠すための偽装工作だ」と主張したのに対して、石川議員らは、建設会社からの裏金について受け取りを強く否定して、全面的に争ってきました。

 26日の判決で、東京地方裁判所の登石郁朗裁判長は、「東北地方では公共工事の受注業者を談合によって決めていて岩手県秋田県では小沢氏の事務所の意向が決定的な影響力を持ち、秘書の声はゼネコン各社にいわゆる『天の声』と受け止められていた」と指摘しました。そして、「『天の声』を出していた大久保元秘書は、ダム工事を受注した謝礼として、三重県水谷建設に1億円の支払いを要求し、石川議員と大久保元秘書が5000万円ずつ受け取った。2人は受け取りを否定するが、関係者の証言などからも明らかだ」と述べ、石川議員らが裏金を受け取っていたと認めました。そのうえで、「事件の背景には小沢事務所と企業との公共工事を巡る長年の癒着があった。被告らは小沢氏からの4億円の借り入れが明らかになると、原資が追及され、癒着が発覚することを恐れて、収支報告書に数多くのうその記載を行った。政治資金に対する国民の不信感を増大させたのに、不合理な弁解を繰り返して、反省の姿勢を全く示していない」と指摘し、石川議員に禁錮2年、執行猶予3年、大久保元公設秘書に禁錮3年、執行猶予5年、池田元秘書に禁錮1年、執行猶予3年を言い渡しました。

 判決について、石川知裕衆議院議員は午後6時半から衆議院議員会館で記者会見を開き、「判決の内容には相当不満を持っている。取り調べ中に検事に言われた、『事実と裁判の結果は違うものだ』ということばが忘れられない。水谷建設から5000万円は絶対に受け取っていない。事実ではないことを基に判決が下され、到底受け入れることはできない」と述べ、控訴して全面的に争う姿勢を示しました。また、石川議員は今後の政治活動について、「不当な判決なので、議員として政治活動を続けることに変わりはない」と述べ、国会議員の職にとどまる考えを明らかにしました。大久保隆規元公設秘書の弁護士は「判決は、被告の主張をすべて退けており、到底承服できない」として、控訴して今後も争っていく考えを明らかにしました。池田元秘書の弁護団は「判決は非常に遺憾だ。池田元秘書は、うその記載をしようなどとは全く考えておらず、無罪にすべき事案だ」というコメントを出しました。

 一方、判決について、東京地方検察庁渡辺恵一検事正は、「当然の判決だと受け止めている。検察の主張が認められたことはよかった」と話しています。

 なんという判決理由でしょうか?東北地方は暗黒地帯ですか?