ふざけるな仙石さん 被災地でドブのガレキを除去するお年寄りを見て

 

 仙谷由人官房副長官は30日の記者会見で、菅政権の東日本大震災復興の取り組みに批判が出ていることについて「震災復興が遅れているなんて全然思わない」と反論した。

 政権の復興策は、朝日新聞世論調査で「評価しない」と答えた人が5割を超えるなど、評判がよくない。

 仙谷氏は「国もあらゆる施策を用意した。段取りのいい首長がいる市町村は仮設住宅建設も早く、そうでないところをとらえて批判するのは『木を見て森を見ず』だ」と強調。「政府がやっていないという報道が多すぎる」と報道機関に対し不満を漏らした。

 さらに「『木を見て森を見ず』は国民なのか」との質問が出ると「そういう部分もなきにしもあらずだ」と答えた。

 台風から温帯低気圧にダウンした「台風2号」だが、被災地の東北に大雨をもたらした。震災からもうすぐ3カ月が経とうとしているのに、地盤沈下しガレキが除去できないでいる。
 テレビでは、増水した小川(ドブ)に入り、詰らないように必死でガレキなどを取り除こうとする高齢者(おじいさん)を映し出していた。すごく悲しかった。こんなことを民間人にさす(自分たちの土地は自分で守るのは良いことだが)のが政府や自治体は何とも思わないのか? 仙石さんよ あなたは「木」さえも見えていない。