夏休みだよ


 この猛暑にどこへも行く気がせず、新しいパソコンの調整とDVD三昧の日々。
 今日は「シャーロック・ホームズ」を取り上げる。

 大昔に読んでいたが(ほとんど乱読ですが)、すっかり忘れました。シャーロキアン の方にはゴメンナサイ。

 このDVDを選んだのは、ロンドンが好きという理由が1番。19世紀末の「ロンドン」非常に汚い都市で、「龍馬」に
通じるものがある。英国の貧富の差がすごいものがあります。
 ラストシーンを飾るタワー・ブリッジ (Tower Bridge) は、イギリスのロンドン市内を流れるテムズ川に架かる跳開橋。1886年に着工、1894年に完成した。

      現在のタワー・ブリッジ

 これまた大昔は映画研究部に所属して、年間200前後は映画を観ていたくらい(京一会館祇園会館が主戦場だった)で、キザな映画批評誌も手作りしていた。けれど近頃は楽しければいいという気持ちです。
 なので映画評はプロにまかせようw。
 

 名探偵の謎解き映画というより、悪の野望と闘うアクション大作という趣。シャーロック・ホームズも、従来の温厚で知的な中年紳士のイメージを一新。腕っ節自慢のやんちゃ坊主になっている。あらためて「緋色の研究」を読んだら、意外にも今回のほうがオリジナルに近かった。一方ワトソンは、ホームズの頭脳に感心するだけの助手からポジションがアップ。その才能は認めつつ、時にはホームズを手のかかる弟扱いする兄貴の雰囲気だ。実年齢とは逆に兄貴キャラのジュード・ロウと弟キャラのロバート・ダウニー・Jr.のコンビがぴったりはまった。ワトソンの結婚にホームズがスネてイタズラしたり、男の友情に女は邪魔だといわんばかりの微妙な目線も面白い。  舞台となる1890年のロンドンは、工業技術と科学が飛躍的に発達し、猥雑なエネルギーが渦を巻いている世界。その権力の上層部に君臨し、科学技術を黒魔術にみせかけて人心を掌握しようとする敵。それ以上の科学知識で陰謀を暴いていくホームズ。食肉解体工場、造船所、建設中のタワーブリッジと場所を移動して展開するアクションと、ホームズらしい推理力の披露がバランスよくブレンドされている。時間を巻き戻して謎解きプロセスを解説する手法はガイ・リッチーお得意の手法だが、今までそこに生まれていた笑いの間が今回は消えてしまっている。世紀末ロンドンを飾る大道具、小道具が多くて、画面がうるさすぎたのが禍したのかもしれない。(森山京子)(eiga.com) [2010年03月11日 更新]


 
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