辻元清美議員 社民党を離党


 内心複雑です。うちの組織は永年党派を超えて辻元清美氏を支援してきた。衆議院議員 → 逮捕(議員辞職) → 参議院選挙惜敗 → 衆議院選挙小選挙区落選(比例区当選) → 衆議院選挙小選挙区当選(社・民・国選挙協力) と かなりの部分を支えてきた。大会にも欠かさず出席していただいている。

 個人的には社民党関係者もよく知っているので、マスコミ報道以上に動揺はある。「逮捕」というハンディで社民党の要職(幹事長)につけない焦りや次第に党勢を失う現状(それでも地方議員は一定の議席を保持)や党首の福島瑞穂氏が衆議院議員を目指さず参議院比例区で出馬したこと。世間やマスコミの一部は「上昇志向」と揶揄するが、弱小政党の所属で民主や自民と真っ向から対決して国会議員になる苦しみ。人は理想論を吐くが、理想を現実にするには、国会議席を得る必要がある。議員が落選したら、影響力は全く低下する。たとえ辻元氏が社民党党首や幹事長になったとしても、3年後の衆議院選挙小選挙区(近畿比例区での復活当選は可能性があるが)では、絶対に勝てないだろう。
 わたしは今回の離党を消極的に支持したい(無所属よりはやく民主の会派にはいるべき)。 


 参考 ムネオ日記(2010年7月27日) 鈴木宗男衆議院議員ブログより引用。

 社民党辻元清美議員が離党し、記者会見を行っている。
 昨年政権交代し、辻元議員は連立与党の一員として内閣に入ったが、今年5月、普天間基地移設問題で社民党が連立を離脱し、国土交通副大臣を心ならずも辞めざるを得なかった。こうした事態の中で、含むことが多かったのだろう。
 8年前、辻元議員は国会で「疑惑のデパート疑惑の総合商社」と私を批判した。しかし昨年11月18日、衆議院外務委員会で辻元議員は「私が指摘した点は裁判で出ておらず、確証がなかった点は認めざるを得ない。その様な言葉遣いをしたことを今では反省している」、「国会論戦では熱くなったり、言い過ぎたりすることがある。それが自分自身に跳ね返ってくることも理解している」と反省し、謝罪してくれた。
 また国会等でお会いしても、辻元議員は「先生にはもっと謝らなくてはいけない」と度々言ってくれた。
 今回の辻元議員の決断を私は評価したい。自分の信念に基づき、行動したのだから。
 無所属議員として活動していくとのことだが、私なりにできることがあれば協力していきたい。一皮も二皮もむけ、責任ある政治家として成長された辻元議員の今後の活躍を期待したい。
 政治の世界、色々あるものだ。政治家が信念や勇気、誇りを失ったら、政治家を辞めるべきである。 私はいつも自分自身にこのことを言い聞かせてきた。辻元さんもそんな気持ちでの、今回の決断だったのだろう。
 一緒にやれることがあれば、やっていきたいものである。

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