さよならのステージ愛原実花さん

　宝塚大劇場雪組公演（2010 6.25〜7.26）プログラムより。　>>
　（『ロジェ』の）レアは、（ナチスの）戦犯を追うヴィーゼンタール機関の調査員です。自分自身は戦争（第２次世界大戦）を知らないけれども、強制収容所に入れられた経験のある両親のもとで育った… それがどのような意味を持つのかを考えるところから始め、レアの心情を丁寧に創り上げていきたいと思っています。偶然同じ戦争犯罪者を追うようになる（インターポールの）ロジェ（水夏希さん）に対しては、共通の目的を持つことから生まれる信頼感を出せればと… 。

　正塚先生の書かれる台詞は本当に素敵で、卒業公演で先生の作品に出演出来る幸せを感じています。台詞に込められた意味をしっかりと捉え、一言一句大切にしていきたいです。そして、使命感に燃える勝気な女性というだけでなく、その裏に秘めている孤独や影、ユダヤ人という運命を受け容れて生きるレアをきちんと演じられればと思います。

　『ロック・オン!』は躍動感溢れるショーです。三木先生はお客様の心を掴んで放さないようなショーにしたいと仰っていて… 。ファン時代にショーを観た後、暫く席を立てないほど心を奪われた経験がありますので、そういった舞台を目指して頑張りたいです。第3章では、ミューズ（女神）のようなイメージを表現すると共に、途中から裸足でのダンスとなりますので、ヒールを履いて踊る時とはまた違った雰囲気を出せればと。2バージョンある第5章は、大人っぽいラテンと可愛いらしい感じのブルース、どちらもお客様に楽しんで頂ければ嬉しいですね。水さんと白い衣装で踊らせて頂くデュエットダンスでは、今まで積み重ねてきたものを出せるよう精一杯頑張ります。

　私にとって宝塚最後の舞台となりますが、余り意識しすぎず、水さんの隣に立たせて頂く責任と幸せを感じながら、お客様への感謝の気持ちを込めて一回一回の舞台を大切に務めたいと思います。<<

詩劇『スサノオ―創国の魁―』

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　参考は　フリー百科事典「ウィキペディア」より。