ワールドカップほど怖いものはない 1回戦でのベスト・チームは「コートジボワール」です

 
 多分、世界のサッカー関係者・批評家(スイス人を除く)でスイスの勝利を予想した人はいないのではないかと思うくらい圧倒的に「無敵艦隊」の勝ち点3は確実のことであった。しかし、艦隊は鉄壁の山岳兵には通用せずもろくもアルプスの麓に自沈した。昨日も書いたが、ガチガチの守備陣をこじあけるのは本当にむずかしい。だからといって、攻撃をあきらめてはいけない。なにしろサッカー(フットボール)は点を取るスポーツだから、日本は無用な横パスをせず、前へ前へボールを蹴って、シュートをしよう。シュートしなければ点は入りません。
 
 さて、1回戦が終了しました。ライブ・録画・ダイジェストを観てきて1回戦でのベスト・チームは「コートジボワール」です。 アフリカ(人)特有の身体能力の高さと統率のとれた組織プレー、流れるようなパスと攻撃と守備の切り替えの速さと位置取りのうまさ。日本は8年後くらいにはこんなチームになってほしい。

【W杯1次リーグH組 スペイン0―1スイス】“無敵艦隊”がいきなり沈んだ。優勝候補筆頭の呼び声高いFIFAランク2位のスペインが16日、1次リーグ初戦で同24位のスイスに0−1で敗れる波乱。ボールを圧倒的に支配しながら最後までゴールを奪えず、後半7分にカウンターから相手FWジェルソン・フェルナンデス選手(23=サンテチエンヌ)に決勝点を許した。昨年6月から続いていた国際Aマッチの連勝は12で止まった。

 こわばった顔つきの選手が足早に、そして次々とピッチをあとにする。優勝候補筆頭のスペインがスイスによもやの敗戦。過去15勝3分けと圧倒した格下に競り負けた。

 「W杯ではそれまでの結果は何も保証してくれない」とデルボスケ監督が語ったのは開幕前、最後の強化試合ポーランド戦を6―0で締めくくった時だった。皮肉にも的を射た予告となった。

 立ち上がりから圧倒的に攻めた。右ひざ手術から回復途上のFWフェルナンド・トーレス選手は先発を外れたが、1トップのビジャ選手と中盤のテクニシャンが巧みなパスワークで相手を翻ろう。先制は時間の問題と見えた。しかし、後半開始直後の波状攻撃は実らず、7分に悪夢の瞬間が訪れる。相手ゴールキックからボールをつながれ、最後は混戦からこぼれ球を押し込まれて失点した。

 「相手のカウンター以外はわれわれが支配していた」と指揮官。ボール支配率は63―37%、シュート数は24―8と圧倒したが、ゴール数を競うのがサッカーのルール。後半16分にはフェルナンド・トーレス選手、同17分にはヘスス・ナバス選手の両FWを続けて投入して打開を図ったが、精度を欠くクロスを放り込むだけではゴールにつながらない。大半を敵陣で過ごしながら決定力不足に泣いた。

 「まだ終わってはいない。残り2試合に勝つしかない」とデルボスケ監督は声を振り絞った。優勝した08年欧州選手権後にチームを引き継ぎ、国際Aマッチ25勝1敗に12連勝と快進撃で臨んだW杯だが、足をすくわれた。「万年優勝候補」。ありがたくない呼び名が思い起こされる、屈辱のスタートとなった。


 
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