セルジオ越後氏は謝るのだろうか？

　いつも辛口の越後氏だが、昨年は下記のように予想している。
　わたしもあまりえらそうなことは言えない（脳内予想では０勝２分け）が、ワールドカップ前は、堅守カウンターアタックしかないと書いた。全員守備全員攻撃（次にたたかうオランダが理想）ができればいいが、７０分でエナジーが枯渇するような戦術（ドイツ大会が悪い例）より徹底的に守備をする。そして、一瞬のスキを狙って速攻で数少ないチャンスを得点にかえる。これしかないと思った（今は過渡期なのだ＝私はガンバやセレッソのサッカーも好きだけれどね）。

　ワールドカップがはじまり、予想外は得点するのはなかなか大変だということである。ガチガチに守れば、点は入らない。守り通して、反撃する方が「世界基準」なのかも知れないと思い返している。テレビで観察しているとＦＩＦＡランクなんか関係ないなと思う。オランダはたしかに強いが、日本が下手に攻めていかなければ、０対１ぐらいで終了するのではないかな（もちろん引き分けの可能性もあるだろう）。デンマークは堅守だけれど攻撃力はそれほどでもないとみた。それだけに、徹底した守備と臨機応変の交替で１対０で勝利（もしくは引き分け）最終的に勝ち点７〜４　最後の最後は得失点差の勝負とみています。

　さて、欧州リーグに多くの籍を置くオランダ・デンマーク両国の選手は、激闘のあとだけにコンデションは完全ではないみたいだ。いま現在のチーム状態ではんだんしなければならないだろう。脳内だけで予想するのはだれでも本当にむずかしい。セルジオ越後氏の３戦全敗の予想には「愛」が感じられない気がした。しかも、もう１勝して予想もハズレた。
謝るなら早い方がいいけど、彼にはそんな気はないのだろう。

2009年12月6日深夜放送のテレビ朝日「Get Sports」でサッカー関連のOB、著名人達が南アフリカW杯グループリーグ、日本の戦績を予想した。

あ○勝ち　△引き分け　×負け
セルジオ越後　カメルーン×　オランダ×　デンマーク×　0勝3敗0分　勝点0
松木安太郎　カメルーン△　オランダ×　デンマーク○　1勝1敗1分　勝点4
堀池巧　カメルーン△　オランダ×　デンマーク○　1勝1敗1分　勝点4
中西哲生　カメルーン△　オランダ×　デンマーク×　0勝2敗1分　勝点1
岩本輝雄　カメルーン△　オランダ×　デンマーク△　0勝1敗2分　勝点2
名波浩　カメルーン△　オランダ△　デンマーク○　1勝0敗2分　勝点5

グループリーグ突破当落線上を予想した松木氏、堀池氏、名波氏に対し、事実上の敗退を予想したセルジオ越後氏、中西氏、岩本氏。予想は真っ二つに割れた形となった。

番組終盤では世界大会で優勝したプロ野球WBCメンバーの団結力に対し、ドイツW杯の日本代表は不和を露呈し惨敗したことにふれ、南アフリカ組には団結力が勝利の鍵ではないか、とまとめかけたところで「まとまってても3連敗だよね」とセルジオ越後氏が辛口コメント。中西氏がW杯直前の討論会を予告し、終了した。

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