なぜいつも「上から目線」なの麻生さん

 麻生太郎首相は2009年8月26日、愛知県のJR豊橋駅前での街頭演説で、民主党が大勝利をおさめた東京都議会選挙を「あれから一月、二月たって、いまだに都議会は開かれていないんじゃないの。あきらかに混乱が待っている」と例に挙げ、政権交代すれば都議会のような混乱が待っていると訴えた。

 その上で、首相は「政権交代してその先に何があるかわからない。政権交代の先は景気後退だ。われわれは少なくとも革命を起こすつもりはない」とも述べ、政治の安定の必要性を強調した。

 都議会の臨時議会は8月10日開催が民主(第1党)と自公の対立で確かに流会となったが、混乱は民主だけの問題でないことは明らかであり意図的に歪曲している。さらに政権交代しても共産主義になるはずもなく「革命」とは表現の問題ですから、急に「中国」みたいになるわけじゃない。とみに追いつめられると訳のわからんことを口走る麻生さん。