堂本剛 2009薬師寺LIVEに行ってきました2

 2009年7月10日(金)16時30分上空の雲は黒く雨は激しくはないけれど止む気配はなかった。しかし、しっかりと自分たちの座席位置を確認(私たちの席がセンター=LEFTの1番2番でした=であることがわかりまいた)。
 

 しばらくして、準備のため境内から退去(南門前で45分待ち)そこに-剛くんのリハーサルの唄が聞こえてくるとそれまでのあちこちの会話がぴたりとやんで静寂、雨は小降りにそして傘は閉じられた。いよいよ入場17時半でした。
 写真は南門前からみた西塔です。夕暮れの中で大変きれいな景色です。
      

      


席は8列目のど真ん中。いつも京セラドーム大阪で豆粒にしか見えないが、今夜は違う。大講堂正面の小さなテントがうごかされた。公演の前に薬師寺管主の安田暎胤(やすだ・えいいん)様より「堂本剛様の信者様」にお礼がのべられると全員爆笑。管主さまは1度も剛くんの歌を聞いたことがないと仏教者らしく正直に話された。(ぜひ今夜堪能してください)開演が少し遅れて、特設舞台に2人登場。一人はもとろん剛くん。左サイドはなんと東儀秀樹さん。オープニング「ソメイヨシノ」を剛くんのピアノと東儀さんの雅楽で、今にも雨が落ちてきそうな奈良の空の下で超不思議な感覚。やはり剛くんがはっきり見える。今日のキーワードは「奈良」「奈良の空」「桜」「愛」そして「雨」。

 奈良市観光特別大使剛くんは、地元奈良で、そして野外でLIVEすることが「夢」であった。それが偶然にも2009年4月10日で30歳を迎えたこの時期に「薬師寺」で実現となった。

 さて、前日から降水確率70%にもかかわらず薬師寺の方は「絶対に降りません」と断言(スタッフは降ると思っていたけど)、直前に特設舞台センターのテントを撤去を決断。剛くんは「東儀さんが晴れ男ですがぼくは雨男、大事な日は必ず雨が降ります。東儀さんが出なくてぼくだけの時に雨が降るかも」と会場をわかしました。

 正式にジャニーズ事務所に入って18年。1993年よりKinKi Kids(CDデビューは1997年『硝子の少年』)。デビュー以来出荷枚数ではシングル11作連続ミリオンセラー。また、28作連続でオリコンシングルチャート初登場第1位を継続、今なお記録を更新中。剛くんは本当は愛する「奈良に住み奈良から仕事に出かけたい」と語るが、それは無理。超アイドルスターとして活躍しているが「これまで我慢してきた」とポツリ。たぶん自分のしたいことや夢と現在おかれている立場や仕事との間に「壁」があるのだろう。

 今夜のLIVEは「愛」がテーマ。「みんなに生きる力を与えたい」LIVEの終わりにも「今日はみなさんから愛をもらい深く感謝します」とあいさつ。このLIVEから剛くんは「堂本剛」になった。新しくそして力強い1歩を踏みだしたと感じた。LIVE最後の15分に及ぶファンク(funk)は剛くんの魂の叫びであり、会場のファンとの精神の交流でした。

 11日(2日目)も終了したので内容は公開してもいいかな。上記の写真はLIVE終了後の特設舞台です。大講堂の中に見えるのは彌勒三尊(みろくさんぞう)像で両脇には照明が設置され、まるで仮面の忍者赤影の金目教が操る金目像のように光る。赤や青などのレーザーで古都奈良、それも1300年の歴史ある薬師寺に特に金堂が照らし出されるのが幻想的で美しかった。