静岡知事選 決して僅差ではない

 
 与党(自民と公明)はこの知事選の結果を「僅差(15,052票差」と言い張っているけれど、反与党の票は1,127,327票。分裂した民主系(川勝氏と海野氏)の合計でも1,061,658票となんと坂本氏とは348,004票も差がつくのです。
 それにしても前回(44.49%)より16.57%も高い61.06%になった。誰が勝つにしても多くの人が投票したことは良いことだ。

静岡県知事選開票結果   

 
当728,706川勝 平太 無新
 
  713,654坂本由紀子 無新


  332,952海野  徹 無新


   65,669平野 定義 共新

与党、衆院選に悲観論 強まる麻生首相批判
2009年7月6日 02時25分(共同)

 与党は2009年7月5日投開票の静岡県知事選で推薦候補が激戦の末、敗れたことに衝撃を受け、自民党内では次期衆院選に向け悲観論が拡大した。今後、麻生太郎首相の政権運営に対する批判が強まるのは必至だ。

 自民党尾辻秀久参院議員会長は「党役員人事をめぐる混乱が選挙に影響を与えたことは否定できない」と指摘。12日投開票の東京都議選を重視する公明党幹部からは「都議選への影響はある」と懸念の声が上がった。

 静岡県選出の自民党衆院議員は「このまま(衆院を)解散すれば自民党は終わりだ」と深刻な危機感を表明。同党幹部は劣勢が伝えられる都議選を念頭に「大きな波が起きるかもしれない」と、「麻生降ろし」の加速化を予測。別の閣僚経験者も「都議選も負ければ一気に行く」と、同様の見解を示した。

 一方、町村信孝官房長官は「大変残念な結果だ。都議選の自公過半数という目標に向けて全力で頑張るしかない」と強調。笹川尭総務会長は「知事選の結果ぐらいで麻生内閣は微動だにしない。大差でないなら大きな影響はない。都議選に党を挙げて全力で取り組む」と述べた。

 2009年7月5日の静岡県知事選で落選した坂本由紀子さん(60)を推薦した自民党の小楠和男県連幹事長は7月6日午前、静岡市内で記者会見し、敗因について「政権与党への批判ではないか」と分析。

 名古屋、さいたま、千葉と各市長選で同党の支援候補が連敗したことに触れ、「悪い流れを食い止める防波堤にならなければと思ってやってきた。失敗に終わり、大きな責任を感じている」と述べた。

◇小楠県連幹事長は大変まともだと思いました。◇

産経ニュース
記者vs麻生首相

 −−静岡県知事選で自民、公明両党推薦の坂本由紀子候補が惜敗した。受け止めを

 「自民党公明党推薦の坂本由紀子候補が、わずかな差ではありましたけど負けてしまいまして、大変残念に思っています。新知事にあってはぜひ、静岡県民のために頑張っていただきたいと思っています

 −−この結果が国政に与える影響をどう考えるか

 「県知事選という地方選挙が国政に直接、影響を与えることはありません

 −−甘利明行革担当相が6日、「引き続いて行われる数々の選挙に多少なりとも影響を与えていくだろう」と発言したことについては

 「あの、どういう気持ちで言われたのか知りませんけれど、いろいろな影響を与えるって、それは選挙ですから、いろんな影響を与えるって、この定義がよくわかりませんから、お答えのしようがありせん

 −−東京都議選に与える影響についてはどうか

 「都議選につきましては、都議選と静岡県知事選と直接つながっているというものではなく、都議選というものは、この4年間の都政についての判断を都民がされるということになりますんで、都議選と静岡県知事選が直接つながっているわけではないと思います

◇どうしたらこの首相は超楽観的になれるのか不思議です。◇

読売

 ☆自民党の尾辻参院議員会長は7月5日夜、都内で記者団に「人事を巡るゴタゴタなど、中央政界の混乱が悪影響をもたらしたことは否定できない」と語った。☆自民党菅義偉選挙対策副委員長が7月6日午前、「麻生首相に対しての信任投票ではなかった。解散戦略に影響することはない」と述べる。☆甘利行政改革相は7月6日午前の記者会見で、「民主党側が二つに割れたにもかかわらず負けたことは、厳粛に受け止めなければならない」と語った。