音月桂さんの誕生日です。
音月桂さんは我が家一押しのトップスター候補です。
写真=「ZORRO 仮面のメサイア」右:音月桂さん 左:愛原実花さん
☆1998年入団第84期生。
☆☆最新出演作品☆☆
◇2007年09月15日(土)〜10月13日(土)雪組全国ツアー公演ミュージカル・ロマン『星影の人−沖田総司・まぼろしの青春−』作・演出:柴田侑宏氏。演出・振付:尾上菊之丞氏。音月桂さんは土方歳三(新撰組副長)役。◎宝塚歌劇支局070915=半年ぶりの公演だが、主要キャストが大幅に変わり、新たな再演といってもいい。しかし、これがまた適役好演ぞろいで中日劇場バージョンに劣らない素晴らしい出来の公演となった。 水夏希さんの沖田総司、土方が音月桂さんという配役は、舞台が始まった当初、これは逆の方が良かったかなと思わず頭をよぎったが、みずみずしい水さんの演技、力強い音月さんを見ていると途中で違和感がなくなっていった。これは2人が役になりきっているため、見ているうちに自然ととけ込んでいったのだと思う。さすが実力派の二人だ。立ち回りも迫力満点。 併演はダンシング・レビュー『Joyful!!II』作・演出:藤井大介氏。◎宝塚歌劇支局070915=音月さんの歌の実力もますます冴えてきた。音月さんは「エリザベート」のルキー二役を経験したことから、さらに一皮むけて存在自体が大きくなったようだ。
◇2008年1〜3月、「君を愛してる/ミロワール」フィラント *エトワール
2008年5月〜6月、全国ツアー「外伝 ベルサイユのばら -ジェローデル編-」オスカル
2008年8〜11月、「ソロモンの指輪/マリポーサの花」リナレス
2009年1月、バウホール・日本青年館公演「忘れ雪」桜木一希 *主演
2009年03月13日(金)〜04月13日(月)雪組宝塚大劇場公演・2009年05月01日(金)〜05月31日(日)雪組東京宝塚劇場公演 宝塚アドベンチャー・ロマン『ZORRO 仮面のメサイア』作・演出:谷正純氏。ベルナルド/ゾロの影(ディエゴの召使)役。エトワール。 併演は舞踊パフォーマンス『風の錦絵』作・演出:石田昌也氏。白浪/源義経/祭りの男A。
◎「プレシャス!宝塚2009年4月6日」日刊スポーツ記者・土谷美樹氏。
雪組3番手男役、音月桂さんが宝塚大劇場で上演中の「ZORRO仮面のメサイアで主役ゾロの“影武者”を好演中だ。三井住友VISAカードのイメージキャラクターを務めるなど、その人気はすでに全国区だが、今回はその愛らしいルックスを仮面で隠しセリフもほとんどなし。そんな難役への挑戦を大いに語ってくれた。
トップスター水夏希さん演じるゾロが舞台から姿を消すと、黒マントにマスク、サーベルを手にしたゾロにそっくりの“影武者”音月さんがステージに現れる。スピーディーな立ち回りシーンでの早替わりには客席からも驚きの声がもれるほどだ。
音月さん演じるインディアンのベルナルドは、母親がスペイン人に殺される間際「身を守るために何があっても声を出しちゃいけない」と言いつけられたため、言葉を発することを辞めた青年。そのためほとんどセリフもなく、感情を大げさな表情やしぐさで表現する難役だ。
音月さんも「最初、台本を見た時は『え?』ってびっくりしました。だってずーっと私のところ『……』なんですもん。後にも先にもこんな役ってないと思いますし、実の私は本当はもどかしい!(笑い) でもそこがすごく新鮮。(入団)12年目なのに、まだまだ挑戦することがあってありがたいですよ」と語った。
声の代わりに何で表現するのか? けいこ場では音月さんもさすがに悩んだという。「声って大事なんだということが身に染みて分かりました(笑い)。見た目だけで表現することの難しさ。でも次の公演の時には声を超える表現力とか、そういう引き出しができたらいい」。
劇中では、インディアンフルートという竪笛に似た楽器を実際に吹いている。簡単にはきれいな音が出ない。「テクニックだけでやろうとすると変な音になっちゃうんです。気持ちの変化とか、毎日自分で組み立てて(上下の部分を)革紐でしばってるんですが、その力加減でも音が違う。ホント毎日、神秘的な気持ちになります」。そう表情を引き締めた。
大きなマスク、長いマントでの立ち回りにも苦労した。「マントももちろん扱いが大変なんですが、あのサーベルって実はフルーレでフェンシングなんかに使うような長〜いサイズで、先が本当に細いから危ないし、仮面をつけているので視野が狭くって! 結構危険です」
シャープな立ち回りに定評のある水さんの影武者。プレッシャーも相当で「水さんはすぐにこなしちゃうんですよ。私としては“影”として負けないぐらい立ち回らなければならないので仮面の下は必死です」と明るく笑っていた。