5連敗や6連敗でガタガタ言わないが 打順は変えてみよう 15勝22敗2分

阪神タイガース公式ファンクラブ [2009/05/22]

■2009/5/22 試合結果 対オリックス 1回戦(1敗) 京セラドーム

神|100 000 200|3
オ|020 011 31x|8

勝:金子4勝3敗0S
S:加藤2勝0敗7S
敗:安藤3勝3敗0S
HR:金本ソロ10号
神:安藤-渡辺-江草-筒井
オ:金子-清水-香月-大久保-加藤

サンスポ

交流戦オリックス8−3阪神、1回戦、オリックス1勝、22日、京セラD大阪)今夜もため息だ。新型インフルエンザの影響か、閑散とした京セラドーム(観衆2万3433人)。こんなときこそ勝利が…。願うように球場へ足を運んだ虎ファンの期待がまた裏切られた。もう我慢の限界や!! 7回の代打今岡に、早くも真弓更迭の声がとんだ。

 「監督交代! 補強どころじゃない。今さら的外れだよ。状況が分かってるのか」。西宮市の小松秀幸さん(35)=販売員=が怒りを爆発させた。大阪市の小林武さん(36)=製造業=は「いいかげん、打順を入れ替えないと。調子とか相手投手とか色々あるでしょ」と腰の重い指揮官にあきれ返った。

 「もう今岡はいい! 若手を使え。2軍にイキのいい選手がいるはずだ」。7回の併殺打と同時に席を立ったのは豊中市の矢追徹さん(43)=会社員。京都市の吉田泰士さん(24)=会社員=は「今岡は代打で使ってもねえ」とブツブツ。関西で勢いを取り戻すはずが! このままでは、スタンドの寒さは増すばかりだ。

 な、何しよるんや! 阪神オリックスに3−8で敗れ、今季ワーストの5連敗、借金も7に拡大した。真弓明信監督(55)が2点を追う7回無死1、3塁で林威助外野手(30)に代打今岡誠内野手(34)を送り、自滅したシーンにあ然、ぼう然…。怒りの『虎のきも』が真弓阪神を斬る!!これでは自爆だ! 極端すぎる明暗が、真弓采配の悲しすぎる失敗を際だたせた。

 7回。金本の一発で1点を返してなお無死1、3塁。阪神ベンチが選んだのは…エッ、まさか、ホンマかいな…。なんとビックリ、林に代わる代打・今岡だった。毎度おなじみ、左腕には右。相も変わらぬ公式通り。結果は最悪の2ゴロ併殺打で1点止まり。反撃ムードはその瞬間、消えた。もちろん、指揮官は悔やんだが…。

 「ああいうところで、つながって点が取れれば変わるんやろうけどね

 その裏1死満塁。左腕江草へのスイッチに対して、オリックス・大石監督は左打者岡田をそのまま打席に送った。21歳のスラッガー候補は左対左など苦にもせず、右中間を引き裂いた−。

 林と今岡。今、どちらが期待を抱かせてくれるのか? どちらで失敗すれば、納得できるか? 4月30日の横浜戦(甲子園)以来、計7打席無安打の右打者と、5月19日のソフトバンク戦(ヤフーD)で起死回生同点アーチの左打者。明白だと思う。データも付け加えよう。林は今季、まだ左投手との対戦はないが、昨年は左を得意にしていた(対右打率.218、対左打率.299)。

 だが、和田打撃コーチは「林がそこまでの信頼を得ていないということ。勝負どころになるとねえ…」と、現時点でのベンチの林の評価が高くないことを示唆したが…。それでも、だ。今岡がフルスイングできずに当てにいっての2ゴロ併殺打を見せられると、ますます林の打席が見たかった。それに打たさずとも、そのまま送りバントで好機を二、三塁に拡大させる手もあったはず。

 土井正博氏(サンケイスポーツ専属評論家)は「代打今岡が間違っているとは言い切れない」としながらも、その打席内容には「?」だ。「ダブルプレーだけは避けなければいけない打席。思い切り振って三振でもいい。一死1、3塁で好調な狩野につながるんだから。なのに、当てにいって転がして併殺。これは最悪だ」。

 5月20日のソフトバンク戦。1年以上フルイニング出場を続けていた鳥谷に代打を送った。が、結果は失敗。この試合も代打でドツボにはまった。結果が伴っていない以上、一連の真弓采配「×」だ。1分けを挟んで5連敗。借金7。早々と5月の勝ち越しも消えた。迷走を続ける指揮官に、もうファンも我慢の限界が近づいている。