勝ててよかった でもまだまだの感あり 13勝16敗1分


阪神タイガース公式ファンクラブ [2009/05/10]

■2009/5/10 試合結果 対横浜 9回戦(5勝4敗) 横浜

神|004 105 200|12
横|020 001 001|4

勝:福原2勝2敗0S
敗:小林1勝2敗0S
HR:鳥谷ツーラン4号、狩野ツーラン1号、内藤ツーラン2号、内川ソロ7号、吉村ソロ2号
神:福原-江草-アッチソン-渡辺-ウィリアムス
横:小林-那須野-牛田-吉川


サンスポより引用。

セ・リーグ、横浜4−12阪神、9回戦、阪神5勝4敗、10日、横浜)神風や、猛虎復活−。阪神は3回に金本知憲外野手(41)の強打が敵失を誘うなど無安打で一挙4点。鉄人が28イニングぶりに刻んだ得点に目覚めて猛打爆発、12−4で横浜に大勝した。最下位転落のピンチに神懸かりの復活劇。もう大丈夫、今度こそ勢いにのった!!
猛虎が目覚めた。猛爆12点の虎祭り。負ければ単独最下位の崖っぷちでハマに神風が吹いた。

 神の啓示を受けた男のこん身のスイングが“奇跡”を呼び込んだ。2点を追う3回の無死満塁。金本の鋭い打球に、1塁・ジョンソンが何と後逸。失策を誘うひと振りで2者がかえり、追いついた。3連敗、2試合連続完封負けでスコアボードに27イニング続いたゼロ行進に終止符。猛虎復活祭の開幕を宣言した。

 「1、2番が四球を選んだところから、粘り強い攻撃が(できた)ね。相手のエラーとかボークもあったけど、こういうところから勢いはつく。そこまで我慢して、チャンスを作ることだね

 真弓監督は、無言で引き上げた主砲の働きを称えた。これで流れが変わった。なおも無死二、三塁で横浜の先発・小林のボークで3塁から鳥谷がかえって勝ち越し。1死後、林の遊ゴロの間にも1点を追加した。

 満塁の好機で金本につなげたのも、赤星、関本の連続四球に、鳥谷の送りバントが小林の処理ミスを誘ってのもの。無安打で1イニング4得点の神懸かりともいえる逆転劇。貧打で3連敗に苦しむ虎に吹いた神風。鉄人の執念が天に通じた。

 左ひざの手術でぶっつけ開幕ながら驚異の大暴れで4月の月間MVPに選ばれた。8日の受賞会見では優勝を誓うとともに「まだみんな、自分の力を出し切れていない」と現状に危機感をにじませ、「僕個人としては、打って走者をかえすしかない」と決意したばかり。自身は5月に入ると勢いが止まり、比例するかのように打線も落ち込んだ。3回の一打こそ、4番の意地。結果は敵失でもチームの泥沼を打開した値千金のひと振りだった。

 「4点入ったことで、本当に楽になってくると思う。点が入りそうなリズムになってくる

 トンネルを抜けた。指揮官が振り返ったように、その後は怒とうの猛撃だ。6回は関本が2打席連続の適時打となる3点2塁打に鳥谷の4号2ラン。7回には狩野の1号2ランでダメを押した。敵地で“ワッショイコール”が鳴りやまない。これまでの貧打がウソのような今季最多タイ(2度目)の12得点、大勝だ。

 勝利の女神は虎を見捨てない。まだ借金3の4位ながら、激しく燃えさかった反撃のノロシは本物だ。5月12日から甲子園で広島3連戦。よみがえった猛虎が、今度は神懸かりの猛進を開始する。(野下 俊晴)


☆☆われらが「ふじもっちゃん」よくやった。☆☆

 2試合連続でスタメン出場の藤本敦士が、2008年6月18日の楽天戦(甲子園)以来、326日ぶりとなる猛打賞。「できるだけ早い打席でヒットを打ちたいという気持ちはある」。6回一死の第3打席で中前打を放ち、関本の適時打で6点目のホームを踏むとその後も中前打2つで4打数3安打1四球。「まだ打席数も少ないので、そういうことは言ってられない」と苦笑いしたが打率.345まで上昇。2塁争いで平野とデッドヒートを繰り広げる。