自転車の無灯火走行は本当に危ない

 私も自転車通勤(職場〜自宅約15分)なので帰路は秋〜春にかけては夜道をライトをつけている。大阪はたぶん日本一の自転車王国だと思う。歩いている人と同じくらい自転車がある。それも大半が無灯火。特に若者は100%に近いほど無灯火。念を入れて携帯電話での通話やひどい場合はメールを打つ者までいる。(それも男女を問わずである)意外に多いのが子連れの母親、平気で暗闇を無灯火で疾走してくる。車や自転車や人と衝突すれば子供(乳幼児)はただではすまないだろう。街灯が点いてるとはいえ、急に自転車が飛び出してくればよけきれるものではない。自分では見えてるつもりでも他者からは全然みえていないのだ。私も下にあるように今のローラ式ランプはスピードが落ちるし、漕ぐ労力もあるのでできたら点灯しない方がいいと思えるが、あくまでも道面を照らす道具ではなく、対向車・者に知らせるのが目的で乗っている。また最近は歩道ではなく、車道の端を走行している。自転車が人とぶつかれば人が負傷したり下の記事のように最悪の場合、死に至る。 だから交通事故の場合は「無灯火」なら、自転車側に責任の何%が及ぶようにでもして、少しでも無灯火が無くなればいいと思う。


毎日新聞より引用。 

2009年4月13日午後8時20分ごろ、千葉県船橋市新高根6の市道で、横断歩道を歩いて渡っていた同市芝山の会社員、和田勝昭さん(63)が、県立高3年の男子生徒(17)が運転する自転車にはねられた。和田さんは頭を強打し約3時間後に死亡した。

 県警船橋署によると、現場は住宅街の信号機のない横断歩道で、和田さんは日課の散歩の途中。男子生徒は外出先から帰宅する途中で、自分で110番した。「男性に気付いた時には間に合わなかった」と話しているという。現場は街灯から遠くて見通しが悪く、自転車は無灯火だったという。同署は重過失致死容疑で男子生徒から事情を聴いている。【


HONDAより引用。

 裏道を走っているとき、いきなり自転車が現れてぎょっとした。薄暗い交差点で、横断中の自転車に気付かず、横断歩道の手前で急ブレーキを踏んだ。そんな冷や汗体験はありませんか。

ライトをつけている自転車と無灯火の自転車、圧倒的に無灯火が多いのが現状です。どうやら「ライトをつけていなくても、自分はクルマに見えている」と思っているようです。でも、実際は見落とされることが多い。黒っぽい服を着ているとき、雨が降っている夜などは、なおさらです。

「自転車のライトは光量が少ないから、点灯してもしなくても同じ」「外灯が明るい商店街では、点灯する必要がない」「ペダルが重くなる」など、みんなさまざまな理由をつけて、無灯火で自転車を走らせています。しかし、自転車の無灯火走行はルール違反で、灯火義務が道路交通法に明記されています。(道路交通法52条第1項)

薄暮時の早め点灯など、ドライバーは光によるアピールの効果を知っているはず。点灯の効果を、もう一度考えてほしいのです。

 鉄道総研調査によると、東京郊外の住宅地で、無灯火走行の自転車を観察した調査によると、無灯火率は20〜30代で男性48.3%、女性61.0%。40代以上は男性23.0%、女性50.0%。女性のほうが無灯火率が高いという結果が出ました。男性に比べ女性はクルマの免許を持たない人も多く、点灯の必要性を理解していないのかもしれません。免許を持っていても、夜間の運転経験が少ないために、いかに無灯火の自転車が危険かという認識不足ということも考えられます。
 また、学生の無灯火率は男性72.8%、女性73.8%と、大多数が無灯火派。若者ほどリスクをおかしやすい傾向は、自転車の無灯火にも表れています。