なぜ「学習」しないのか?

 手紙に例えるなら、自宅の住所を裏書して「脅迫状」を出すに等しい行為。何も考えないから「脅迫メール」を送りつけることができるのかも。

ゲーム「桃鉄」設定に不満、威力業務妨害容疑で男逮捕2009年2月2日11時46分  

ゲーム制作会社「ハドソン」(東京都港区)に爆弾を送りつけるなどとの内容のメールを送ったとして、警視庁は香川県坂出市、アルバイト池孝雄容疑者(29)を威力業務妨害の疑いで逮捕したと2日発表した。携帯電話のゲーム「桃太郎電鉄iモード」の基本設定が気に入らなかったのが理由だという。

 赤坂署によると、池容疑者は昨年10月11日〜今年1月16日、11回にわたり、自分の携帯電話から、同ゲームに関連するサイトの意見・感想窓口欄に「今から現金¥80兆円を持って、JR高松駅まで来い!!テメェの会社へ爆弾を送りつけて、皆殺しにしてやる!!」などとメール送信し、同社に警戒させるなど業務を妨害した疑いがある。

 池容疑者は06年から、「ゲームの設定期間が最大20年までしかないので、100年のモードをつくってほしい」などと要求。「改善されないので、困惑させてやろうと思った」と供述しているという。 (朝日)


出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
 TCP/IP を用いた通信では、常に自分のIPアドレスが通信相手に伝達される。例外として通信経路にゲートウェイ(プロキシサーバ等)がある場合にはゲートウェイIPアドレスが伝達されるが、これもゲートウェイには自分のIPアドレスが伝達される。

このIPアドレスから情報を得るにはWHOISDNSを用いる。WHOISIPアドレスを割り振られているネットワーク管理者に関する情報を得られ、DNSIPアドレスからホスト名を得られる。これらによって得られる情報のうち、登録組織名やホスト名から接続元の場所が得られる。大抵はプロバイダ名と地域が分る程度だが、会社や大学に割り振られている場合には接続元の住所が得られる事もある。

 上記以外の個人情報(氏名・詳細な住所・電話番号・メールアドレスなど)をIPアドレスのみから知ることは、ISP等から個人情報と接続記録が漏洩しない限り不可能である。したがって、IPアドレスを記録・公開してもそれが現実空間において即詳細な個人情報の暴露につながるわけではない。

 ただしインターネット世界においてはIPアドレスは個人ユーザーのパソコンまたは個人契約のサーバを特定する物であり、掲示板やウィキペディアの投稿記録にユーザー個人のIPアドレスは残されている。掲示板やチャットではあらかじめ特定のIPアドレスを入力する事で対象となるユーザーの投稿をブロックする事が可能であり、ウェブサイトに仕組まれたアクセス解析によってIPアドレス番号をもつユーザーが何時に来訪したかを調べる事が可能である。

 その為、特定のユーザーとIPアドレスが連動して発覚した場合、特定ユーザーを追跡または排除する為にインターネット解析を使い荒らしによる投稿の削除や、名前を変えてもIPアドレスをたどる事で個人サイトを荒らすなどの個人情報(氏名・詳細な住所・電話番号など)を公表しないまでも、インターネット空間上におけるストーカー行為の補助と判断される場合がある。

 しかしあるIPアドレスを利用した者が名誉毀損など何らかの犯罪を犯した場合、警察によってそのIPアドレスを割り振られているプロバイダに連絡が入り警察は法的措置に基づいてIPアドレスを使用した個人の情報を公開するようプロバイダに請求する。従って個人間ではIPアドレスで個人情報を取り出すことは不可能だが、警察への告訴や民事訴訟などの手続きなどを経ると当該IPアドレスを使用した個人を割り出すことができる。またIPアドレスを使用した者の情報はプロバイダによって調べられるので、仮にあるIPアドレスを使用した者が何らかの不正を行ったことをそのIPアドレスから判明するプロバイダに通報するとプロバイダは基本的には内規に基づいて利用停止などの措置を執ることがある。