トルコがチェコに逆転勝ちで8強入り スイスが歴史的初勝利 

 共同通信より引用。

 【ジュネーブ(スイス)15日共同】サッカーの欧州選手権第9日は15日、スイスで1次リーグA組最終戦の2試合を行い、ジュネーブでトルコが2位に並んでいたチェコに3−2で逆転勝ちし、準々決勝進出を決めた。既に8強入りしたポルトガルバーゼルで地元スイスに0−2で敗れた。
 トルコは0−2の後半30分にMFアルダが得点。FWニハトが同42分にGKの落とした球を押し込み、44分にはスルーパスを右隅に決めた。スイスは前の試合から先発8人を代えたポルトガルからMFヤキンが2得点した。
 ポルトガルはトルコに勝ち点6で並ばれたが、直接対決で勝ったため1位通過となる。

公式HPより コメント

スイスのヤコブ・クーン監督
 (勝利には)とても満足しているが、最初の2試合で少なくとも勝ち点1は獲得できていたはずだ。準々決勝に進出できた可能性もあっただけに、悔しさが残る。敗退することになったが、常に応援してくれたファンに贈り物をすることができた。今日は良いサッカーができた。代表チームの勇姿はファンの心の中に残り続けることだろう。横断幕のことは何も知らなかった。このような形でお礼を言ってもらって感動している。私が指揮を執っている間、苦しい時期もあったが、全体的に見れば、素晴らしい時間を過ごせたと思う。(後任の)オットマール・ヒッツフェルト監督には立派な遺産を引き継ぐことができた。チームは若いが、経験豊富な選手もいる。これからもっと成長するだろう。経験を積めば、いっそう良いチームになるはずだ。ヒッツフェルト監督の健闘を祈っている。これから私はスイス代表の一ファンになる。

ポルトガルルイス・フェリペ・スコラーリ監督
 チェコ戦からメンバーを入れ替えたことには)計算があった。今季、多くの試合に出場した選手、負傷している選手の様子を見たかった。選手たちを助けたかった。期待通りのプレーをして、多くのチャンスをつくったが、ゴールを奪えなかった。(選手を入れ替えた)影響は、後で分かるだろう。8人ではなく、11人全員を入れ替えるべきだった。前の試合に出ていた選手を3、4人起用した結果、リスクを冒しすぎることになった。準々決勝では、(警告が)継続される。準決勝では抹消されるので、それまではリスクが伴う。不要なことだった。選手には、警告を避けるために、文句を言ったり、ミスをしたりしないように注意した。11人全員を代えなかったのは私のミスだ。戦術は変えなかった。ヌノ・ゴメスとほぼ同じ力を持ったストライカー(エルデル・ポスティガ)はいたが、デコのようなMFがいなかった。