2008/5/13 試合結果 対広島 6回戦 富山

激しい雨の中美しい放物線を描いて「400号」が飛んで行きました。

神|000 000 012|3
広|020 030 04x|9

勝:ルイス5勝3敗0S
敗:アッチソン4勝3敗0S
HR:(神金本ツーラン6号
神:アッチソン-阿部-杉山
広:ルイス-コズロースキー-林-横山

サンスポより引用する。

セ・リーグ、広島9−3阪神、6回戦、阪神4勝2敗、13日、富山)アニキ偉大や、400号や−。阪神金本知憲外野手(40)が広島戦(富山)で今季6号2ランを放ち、史上15人目となる通算400本塁打を達成した。
 どしゃ降りの雨のなか、劣勢の終盤で魅せた一発こそ鉄人の意地。魂のこもった記念弾だ。 立山連峰へ。富山の虎党の涙雨をぬぐいさるライナー性の打球が、夜空を貫く。1万6392人が歴史の証人となった。金本が史上最高齢の40歳1カ月で通算400本塁打を達成。2000安打に続いて、また1つ球史に大きな足跡を残した。

 「(初球打ちは)狙っとらんよ。でも、富山のファンが、期待してくれとったからな」
 
 大敗の試合での偉業到達に口数は少なかった。降りしきる雨のなか、手渡された花束を軽く掲げた。
 九回一死一塁。1−9。すでに大勢は決していた。八回から降り始めた雨は、落胆した左翼スタンドの心の声のようだった。それでも止まない大声援に、アニキの男気が奮えた。横山の初球。真ん中に甘く入ってきた138キロのストレートを、完ぺきにとらえた。4試合ぶりの6号2ラン。記念のアーチは、右中間席へと吸い込まれた。