わが愛しのキャンディーズ再見!

 2006年7月17日の再放送。2008年4月29日NHKBS2放送。伝説のアイドルグループ「キャンディーズ」。新しいアイドル像を確立から社会現象まで巻き起こした解散劇まで、秘蔵映像を交え輝いていた彼女たちの活動の軌跡を描く。

CANDIES FOREVER [DVD]

今も多くの人々の記憶に残っている伝説のアイドルグループ、キャンディーズ。自らのキャラクターをさらけ出して新しいアイドル像を確立した。社会現象ともなった解散劇から28年。まぶしいくらいに輝いていた彼女たちの映像を、解散コンサートの未放送映像も含め、一挙放送する。アイドルとして、わずか5年間という短い時間を全力で駆け抜け、絶頂時に解散を決意したメンバー3人の揺れる思いにも迫る。
田中好子(スー) , 伊藤蘭(ラン), 藤村美樹(ミキ), 作詞家の喜多條忠(まこと), コメディアンの加藤茶, 作曲家の都倉俊一, コメディアンの伊東四朗
楽曲=「微笑がえし」」(1978年 レッツゴーヤング)、「春一番」(1976年 第27回NHK紅白歌合戦)、「暑中お見舞い申し上げます」(1977年 レッツゴーヤング)、「あなたに夢中」(1973年 ひるのプレゼント)、「危い土曜日」(1973年 ひるのプレゼント)、「年下の男の子」(1975年 第26回NHK紅白歌合戦)、「その気にさせないで」(1978年 レッツゴーヤング)、「ハートのエースが出てこない」(1978年 ひるのプレゼント)、「夏が来た」(1977年 レッツゴーヤング)、「やさしい悪魔」(1977年 レッツゴーヤング)、「アンドウトロワ」(1977年 レッツゴーヤング)、「わな」(1977年 レッツゴーヤング
解散コンサート楽曲(1978年4月4日 後楽園球場)=ハートのエースが出てこない  哀愁のシンフォニー  微笑がえし  年下の男の子  春一番  あこがれ  つばさ

 人気アイドルグループ「キャンディーズ」が後楽園球場で解散コンサートを開いてから2008年4月4日で30年。ファンでつくる「全国キャンディーズ連盟」はこの日、東京都文京区の球場跡地に建つJCBホールで「大同窓会」を開いた。2000人のファンが客席を埋め、巨大スクリーンに解散コンサートで歌う3人の映像が流れると、中年の男性ファンらが手拍子をしながら声を張り上げ、30年ぶりの「復活」に酔いしれた。

 ちょうど30年前の1978年4月4日、3人組アイドルグループ「キャンディーズ」が解散した。後楽園球場(当時)で開かれた解散コンサートはファンにとって忘れられないマイルストーンだ。3が付く節目の30周年のきょう、ライブスペース「JCB HALL」(東京ドームシティ内)にファンが集い、解散コンサートの映像上映を含むファンイベント「全国キャンディーズ連盟2008 大同窓会」が開かれる。当日券もある。
 今回のイベントで上映されるのは、新たに見付かった解散コンサート「ファイナルカーニバル」の完全版映像の一部だ。TBSがコンサートのすべてを収録したテープ全5巻がTBSのライブラリーで発見された。解散コンサートは4時間を優に超える長さだったので、全部を上映するのは難しく、今回のイベントではこのうち、リクエスト数の多かった上位曲を中心に上映するという。
大同窓会のステージでは、より抜かれた映像が上映される
 ゆかりの地、後楽園球場は既にない。それでも同じ東京ドームシティにできたばかりの「JCB HALL」はファンが再集結するのにふさわしい場所だ。