中国人の「中華思想」にはあきれ果てる。

 カルフール不買運動、デモも妨害行動も、するのは自由だけれど、聖火への抗議行動を非難する人達は「政治と五輪は違う」と主張するのに、「政治と商売」は同じなのか?中国を非難するものは皆「敵」というより「偉大な中国」を馬鹿にするやつは許せないという「中華思想」まるだしである。言論が統制され、デモや集会も「お上」の許可制であり、遠い欧州にいても留学生は本国にコントロールされるそんな中国人に「人権」意識は芽生えないだろう。しだいに強国・大国になる中国が、共産党一党独裁国家であることを忘れてはいけないだろう。
 中華人民共和国といいながら、チベットチベット人に対する「思いやり」の気持ちが全くない。集会やデモは民衆の自発的発露というならチベットの人のデモも同じではないか。

 1958年にマルセル・フルニエらが創業した。世界で初めてスーパーマーケットと百貨店を結合したハイパーマーケットの概念を導入し、1963年にパリ近郊に最初のハイパーマーケット店を出店、1976年には50種類の食料品をブランド最低価格で販売することを宣言してセンセーションを巻き起こした。1999年にフランスのスーパーマーケット「プロモデス」を合併している。
 カルフール(Carrefour)は交差点の意味がある。オートウォークと呼ばれるスロープ方式(階段式でない)のエスカレーターがあること、インラインスケートを履いた案内係がいることが特徴である。2004年現在、アメリカのウォルマートに次ぐ世界第9位の総合小売業であり、フランス及び欧州最大の小売店である。アメリカの経済誌『フォーチュン』は2004年の「フランスで最も賞賛すべき企業」に挙げている。

また、別の意味で中国市民は大変だ。当局から「愛国主義」の名目で反仏運動を許可されたと勝手に思い込み(かなりの可能性で唆されているが)、あの「百花斉放百家争鳴(ひゃっかせいほうひゃっかそうめい)(百花斉放とは様々な文化を開花させるという意味であり、百家争鳴とはたくさんの意見を自由に論争するということである。」と同じで、言いたいこと批判をしてもいいと唆されて(百家争鳴運動では地方でも行われた。内蒙古大学のある教授は「モンゴル民族は固有の文化を持っており、むやみに漢化すべきではない」と主張した)、調子に乗った者を粛清してしまう。ああおそろしや。

 1956年、毛沢東百花斉放百家争鳴を打ち出し、党批判を奨励した。 「我々は批判を恐れない。なぜなら我々はマルクス主義者であり、真理は我々の側にあるからである」と胸を張った。 しかしいったん批判を許したら、党に対して建設的な意見を具申するのではなく、党を裁判にかける行為が目に付くようになった。

このため、毛沢東は翌年百花斉放百家争鳴を撤回。党に対して対等な批判を行った者(その多くは知識人)に、党の公式見解に沿った自己批判をさせた。また少なくとも全国で50万人以上を失脚、下放させ、投獄した。

瀋陽=古谷浩一】中国遼寧省瀋陽市で4月20日、仏系スーパー「カルフール」を標的にした抗議デモを起こそうとした市民少なくとも計6人が、中国警察当局に連行された。仏製品の不買運動を呼びかける「愛国デモ」の広がりを受け、当局側が一定の抑え込みを始めた模様だ。

 瀋陽市では4月19日夜にチェーンメールなどで、瀋陽北駅近くのカルフール店前で20日に「チベット分離・独立反対、仏製品の不買」を訴える抗議デモを行うとの呼びかけが市民の間に広まった。これを受け、20日朝から同店前には多数の若者らが集まったが、警備の警察当局によって次々に排除され、抵抗する市民が警察車両に連行された。
 中国国旗を持ってきた男性は「愛国行為に罪はない」などと叫んだが、多数の警察官に取り囲まれ、国旗を奪われた。関係者によると、各大学当局も19日夜から学生に対し、「愛国デモ」への参加自粛を求める呼びかけを始めているという。

 中国各地の抗議活動では、一部で店に対する破壊行為も伝えられている。当局側も、こうした動きを放置すれば暴動などに発展する可能性もあることを恐れ、抑制姿勢を強めているとみられる。