SKY STAGE 宝塚雪組公演「ラヴィール」


1998年雪組宝塚大劇場。作・演出は中村一徳氏。主な出演者は轟悠さん・月影瞳さん・香寿たつきさん。


 

 タイトルは「心を奪う」という意味。宝塚伝統の豪華絢爛なレビューに、テンポのある現代的なダンス場面を織りまぜた華やかな作品プロローグ」は大勢のラヴィールガールズに迎えられ、レビューエトワール(轟悠さん)が登場、引き抜きでレビューの紳士となり主題歌を歌う。紳士S(香寿たつきさん)の歌から「ナイト・カフェ」の場面となる。舞台は「エジプト」となり、エジプトの娘(月影瞳さん)がジャングルで豹S(轟悠さん)に恋をする。ジプシーの男A(香寿たつきさん、汐風幸さん、安蘭けいさん)の歌から「ジプシー・パッション」へ、ジプシーの男S(轟悠さん)と女S(月影瞳さん)を中心にジプシーの世界が広がる。続いては「DANCE JAZZIN」、踊る男S(轟悠さん)、女S(月影瞳さん)、男A(香寿たつきさん、汐風幸さん、安蘭けいさん)らが都会の夜を踊る。ラインダンスから「フィナーレ」となるが、途中、1927年9月1日に宝塚において日本最初のレビュー『モン・パリ』が上演されたことを祝う「レビュー記念日」が催されている。