ダンシング・スピリット! 宝塚歌劇宙組公演 東京宝塚劇場

 
 TAKARAZUKA SKY STAGE 放送

 様々な音楽の特徴や魅力を生かした場面構成に、ダイナミックなダンスシーンを取り入れてダンシング・スピリット(精神・気迫)を描くレビュー。2002年3月24日 宙組東京公演の千秋楽。作・演出は中村一徳氏。出演は宙組二代目トップスターの和央(わお)ようかさん、初代宙組娘役トップの花總(はなふさ)まりさんのゴールデンコンビ、そして(専科)の伊織直加(いおり なおか 89年入団 75期生 現在 伊央里直加)さん樹里咲穂(じゅり さきほ 90年入団76期生)さん成瀬(なるせ)こうき(91年入団 77期生)さん宙組水夏希さん、彩乃(あやの)かなみさんふづき美世さん、陵あきのさん、ほか。宙(宇宙)をイメージしたセットで、コスモスターS(和央さん)の歌から始まる華麗なプロローグ。クールなジャズにのせてダンサー(伊織さん、樹里さん、成瀬さん)達が見せる、都会的なダンスシーン。美しい宝石(花總さん)を狙う盗賊(和央さん)、兵士(水夏希さん)達も入り乱れゴージャスなダンスシーン。ロックの和の世界から一転、炎の男S(和央)が現れ真っ赤な世界になるパワフルな中詰め。そしてネコ(和央さん)とネズミ(花總さん)、どちらが強いかダンスで対決するダンシング・キャッツなど。 エトワール(宝塚歌劇団によるフィナーレのパレードでの初めの部分を受け持つ人)は彩乃かなみ(97年入団 83期生)さん。

 先の20世紀の100年間で様々なリズムが誕生し、ブルース、ジャズ、ロックなど現在のあらゆる音楽の分野が確立した。それらの音楽の特徴を生かした場面構成にダイナミックなダンスシーンを取り入れ、宙組、専科のダンシング・スピリット(精神・気迫)を描く。宙をアレンジした装置のプロローグからジャズのストリートシーン、ファンキーな音楽にのせての路地裏でのダンスシーンなど、バラエティ豊かにそして華やかに繰り広げられるグランド・レビュー。